こちらのツイートにはセンシティブな表現が含まれている可能性があります。
61.ザ・超能力/あすかあきお
超能力研究家であるあすかあきお氏による超能力トリック解明チャモコミ。超魔術ブーム以前である超能力ブームの頃なのでユリ・ゲラーに挑戦したりと題材にも時代を感じさせる点が大変良い。
併録「ファミコンみりの スーパーアドベンチャー」も面白い。スーマリの影響バリバリの"ゲームの中に入る系"ファンタジー佳作であり、浮遊足場などのアスレチックも登場する徹底ぶり。
ひょっとしたら、スーマリよりも「スーパーマリオくん」の影響の方が強いかもしれない。
なお、本作の最後の方にはオマケで冨樫義博氏の実弟・冨樫秀昭氏が参加されている。
90年代・富士美コミックスファンにとっては無視できない作家の一人でもあるので、これを見つけたときにはにわかにザワついた。
藤本ひとみ/関よしみ「赤い悪魔の子守唄」
ハイスピード・エクストリームホラーの名手 関よしみ先生の「なかよし」時代の一冊。絵柄も可愛らしいので、当然恐怖展開との落差も激しい傑作だ。再開発に燃える町長と警鐘をならすババアを伏線とした、人喰いクモが人々を襲うパニックホラーである。
「完全版 サイコ工場」当然A線とΩ線で1セット、ではあるのだがアルファのみでも読者を圧倒的な力でレイプしてくる凶悪な一冊となっている。判型がデカくなった(B6→A5)効果は如実だし、巻末の解説は本編を補完する最高の援護射撃。
ピノキオの最終ページって雑誌掲載時未収録だったのか!
こちらのツイートにはセンシティブな表現が含まれている可能性があります。
53.Behind/しのざき嶺
ジャケはライトかつキャッチーだが中身はヘビーなスカトロかつアナル偏愛てんこ盛りの"羊の皮を被った狼"エロ漫画である。しのざき氏のキャリアでは本書がピンポイントでこういう嗜好に傾斜している為、一般層よりもファンが狼狽えた点を特筆したい。当然古書店遭遇率も高めだ。