#漫画とデザイン展 見てきた!
会場の小ささとは裏腹の濃さと充実っぷりでかなり満足です👍
「知ってるコレ好き」と
「知ってるけどこのヒミツは知らんかった」と
「知らんかったがスゴイ」がたくさん。
漫画好きとデザイン好きにはオススメ。
有楽町のGOOD DESIGN Marunouchiで3/31まで。入場無料。
では自分はなぜ無知でなく済んでいるのか。よくわからないことは調べてみるものだと思っているから? あとは読んできた漫画が良かったのは間違いない。前にも書いたけど、生理が重いと言えば、僕にとっては大島弓子さんの『赤すいか黄すいか』なんだよなあ。これを10代で読めた幸せな漫画体験。
生理がものすごく重い主人公。気分がどんよりして性格も変わる。必要ないものを買ってしまう。こんな辛いもの無ければいいのに、と考えてとんでもない行動に…。
大島弓子先生『赤すいか黄すいか』。
男子である以上、生理の辛さはわからないけど、これを高校生のときに読んでいて僕は良かったと思う。
『紙の砦』ヒロイン。手塚漫画でこういう、顔も麗しくいかにも性格も良さそうな女性が出てくると、たいていその後の展開で酷い目に遭わさせるのだが、この京子ちゃんの悲惨さは本当に酷いよ。手塚治虫の容赦の無さ極まれり。
あの米兵の描写も容赦無いけど。
#漫画で戦争を知ろう
#漫画で戦争を知ろう このタグで8/15には『紙の砦』を上げようと思っていました。
手塚治虫の自伝的漫画。戦中の不自由さと戦争の理不尽さ。そして終戦を迎えた安心と虚無。
その中からあえて1コマ上げるなら、このコマ。この表情と「……」だらけのセリフに全てが詰まっている。 https://t.co/uwwJzxQUtv
#漫画で知る戦争
手塚治虫『墜落機』。
これは太平洋戦争ではなく架空の未来の物語なんだけど、戦争の愚かさ、中身の無さ、グロテスクさを描いた傑作。
でっち上げられた「名誉の戦死」美談。事実よりも人命よりも重んじられる「戦意高揚」。このお母さんが切なすぎ。
https://t.co/heW7nKPXZz
#漫画で知る戦争
僕が「戦争」に関心が深い理由は、間違いなく、幼少期から手塚治虫の漫画を読んでいたことが大きい。
この『カノン』は、読んだことある人ならみんなわかる、先生のあのシーンがとにかく衝撃的で。
(全集では『タイガーブックス』3巻に収録)
#漫画で戦争を知ろう
『凍りの掌』。学徒動員で満州に出兵、終戦を迎えても帰国は叶わず、シベリア抑留。
寒さと飢えと衰弱で仲間たちがどんどん死んでいく。
「オレらは白樺の肥料になりに来たのか」…。
人間が人間扱いされないまさに地獄のような世界が、やわらかい絵で描かれて、心に刺さる。
主人公は初めは日和見主義だった。妻が「あの人はいつか恐ろしい条件を求めてくる」と警告しても思い過ごしだと流している。
でもそれが現実になったとき…。
酷い権力者には抗議の意思を示さないといけない。それが平和のためなんだ。
小鳥たちの暮らす木に、外敵からの用心棒を自認して棲みつく巨鳥ゴーズ。時々いなくなり帰ってくるたびに姿をより強大に変化させる。住民たちは恐れながらも「彼は強い」「我々を守ってくれる」と従うが、ゴーズの要求はだんだんエスカレートしていく。「腹が減ったから各家庭からタマゴを差し出せ」
自民党広報のダーウィンのデマ漫画「変化する者だけが生き残る」で思い出した #手塚治虫 漫画、『聖なる広場の物語』。
自分が望んで「変化する」ってこういうのじゃないか?
外敵から皆さんを守るために私は強く進化するんですよ、って能書きまでシンクロするよ。
(全集『メタモルフォーゼ』に収録)