『スーパー3号』。←高野よしてるの『13号発進せよ』の低学年向けパチモン+横山光輝タッチ。まったりとした展開が最高に良い。「オケラだん」も可愛くて良いが「うちへかえって、テレビで、ようすをみよう」ものんびりしてて好きだ。(続)
「おとといきやがれ」←生まれて初めて漫画のネームで真剣に悩み、忘れがたかった。「おととい来る」とはどういうことか。わからなくて当時真剣に悩んだ。
漫画表現の先進性で、『新宝島』の先を行ってたと言われる宍戸左行の『スピード太郎』、(そんな評価は読んだ当時知らなかったが)キャラクターが可愛くて展開はスピーディーで、けっこう楽しんだのでした。
手塚治虫の『罪と罰』、ここでスパイダー(おむかえでごんす)初めて読んで面白かったが…ラスコルニコフの天才についての論文を絵にしている部分が、これまたひたすら怖かった。
実は大昔、実家にこの雑誌のこの号が一冊転がってて、読んだことあるのだった。そしてかなり異様に感じたのでした。初体験だった『のらくろ』はほとんど記憶に残らず、杉浦茂の『孫悟空』(リライト版)は笑うどころじゃなくて恐怖しかなかった。漫画+文章版の『敵中横断三百里』も理解不能だった。
古本屋で100円均一で積み上がってたアイドル雑誌『BOMB!』日高トモキチ先生や伊藤理佐先生が読者投稿欄のイラスト描いてるので油断ならない。こういう雑誌も当時集めるべきだったか。
先ほどの少年マガジン66年18号、ジョージ秋山『パットマンX』の前身であろう読み切り作品『パットマン』が載ってた。細部のギャグに師事した森田拳ニの呼吸が、かなり直球で残ってて微笑ましい。これが好評でそのまま連載になったんだな。
これも忘れられないのが『ことばあそびうた』。かっぱらっぱかっぱらったとってちてた。けれどおちうどかるなかれ。おおすみねずみぶきみなふじみ。
学習漫画読んでたので当時から「影がくっきりしすぎだな…」とは思ってました。この作画も微妙にずれてるけど「障子の影と人間はちょっとずれてるくらいがリアルなんだな…」って勝手に解釈してましたが。どうなんだろうな。 https://t.co/r6LX7oRBZm
これも改めて。第1話のおろち(主人公)はちょっと後の黒井ミサ…というか小悪魔風。 https://t.co/u33hO1fibh
あ、あと『おろち』のうそつき少年が活躍する『鍵』、なんとなくとなりの恵美ちゃんも最後、少年と一緒に助かったのだ、とぼんやり思ってたが、読み返したら当然そんなことなくて殺されっぱなしだった。そりゃそうだ。