「ここに載ってます」と教えていただき早速買う。『どくろに頼む』読む。いや、見くびっててすまぬ。確かに万人には薦められないけど奇妙に歪んだヘナヘナした不思議なタッチ(もう少し行くと、ごく初期の川崎ゆきおの絵になる)が読む人を不安にさせ、湿った怪奇な味を醸し出す。面白かったです。
昨日古本屋で買ったカッパコミクス版見たら「あれれ〜」な名前で。おかしいな。俺はどこで「なーんてかっこいい名前だ」って痺れたんだろう。初出の『少年』(昭和36年)ではどうだったろう。
アクション物で描きまくってた佐藤まさあき先生が仲間たちと「マンネリに落ち入りがちな劇画界に新風を吹き込もうとして」挑戦した怪奇物なんだけどドライなタッチで今ひとつ怖くない。むしろ笑える。劇画家時代最晩期の桜井昌一も描いてるんだけど一回り回って今のアックスに載っていそうな絵だ。
@y_akira_01 いろいろ思い出したがこのシリーズは70年代ロボットアニメのパロディなのでセルにアニメ塗料で描いて別に描いた背景と重ねているのだった。無駄な手間ばっかし。しかし70年代でこの胸はないな、ヒロイン。