定番史料の1712年成立『和漢三才図会』(第百五巻)によると、「按蒸餠即饅頭無餡者也、阿蘭陀人毎用㆓一箇㆒為㆓常食㆒彼人呼曰㆓波牟 / 按ずるに〔※前置き定型句〕蒸餠即ち饅頭に餡無きものは、阿蘭陀人つねに一箇を用いて常食となし、彼の人呼んで波牟(ハン)と曰う」。 https://t.co/SrRXtIqQ3I
ウムラウトと同じで「や」のiの口形に引っ張られているのでしょう。これは「嘘」という単語に焦点を当てていることであたかもセンセーショナルな驚きかのような印象が演出されているわけですが、「そや(な)」と「せや(な)」が自在に入れ替わることを思えばごく普通のことと得心されるでありましょう。