「フクロマンスーツ」より原作とアニメのモブの置き換え例。やっぱり「委員長」は原作に登場する「キテレツのみよちゃん風のモブ子」を統合した存在なんだろうかね?(ちなみにアニメ版はスカートめくり未遂なうえ、強烈なビンタを喰らわされてます)
桜井のり子(ノンちゃん)
アニメ『エスパー魔美』最大の出世格。原作1話の女子生徒が原型。渕崎ゆり子の声がスタッフに受け、みんなで弄りだして最強キャラに成長した。
間宮幸子
原作でも度々登場したが、アニメでは準レギュラー格に。ノンとのコンビや竹長との恋愛模様等で盛り上げた。(NU43)
RT 原作の「しあわせトランプの恐怖」(TC27巻)より。『オバQ』のキャラがモブでばんばん出てくる回。テレ朝2期は比較的モブの原作再現度が高い方なのだが、2、3コマ程度しか原作に登場しない小学生のモブキャラはアニメの定型モブに置き換えられる場合が多い。
藤子系同人誌はキチガイ染みた話が多くキチガイ度合でいうとサザエさんSSに匹敵するクラスだと思う。(→国民的アニメのパロディは遥か昔から鬱グロ展開が多い。サザエSSは家庭崩壊をはじめ、サザエ時空を逆手に取ったメタフィクション大作SF、あるいは閲覧注意レベルのキチガイ系まで幅が広い)
例外的に、後ろ髪カール娘(別名:委員長)は原作の『半分の半分のまた半分…』(TC42)にも3コマ登場する(原作の登場回は多分この回のみ)。月形まる代とは完全な別人で前髪がパッツンかカールかで見分けがつく。渾名の委員長はアニメ『ためしにさようなら』から。もちろん原作では別のモブである。
吾妻ひでお先生には『ふたりと5人』のリメイク版を描いて欲しかった…(誰か二次創作で続きをよろしく…)
RT タコ焼きの自殺ネタはサンコミ版『やけくそ黙示録』収録の『とつぜんDr.』ですね。あれ凄い面白かった。吾妻氏のギャグセンスと可愛さが全部詰め込まれてる(これ現在流通している本にも載ってるのかなあ)。全集出て欲しい!
『ふゅーじょんぷろだくと』1981年10月号特集「ロリータあるいは如何にして私は正常な恋愛を放棄し美少女を愛するに至ったか」から「ロリコン座談会/吾妻ひでお×内山亜紀×谷口敬×早坂未紀×川本耕次×蛭児神建―ロリコンの道は深くて険しいのだ」
日本初のロリコン漫画同人誌『シベール』(1979年)創刊にまつわる吾妻ひでお氏のエッセイ漫画(蛭児神建『出家日記―ある「おたく」の生涯』に寄稿された巻末漫画より)
この頃、秋田書店から「メジャー誌(チャンピオン)に描いているマンガ家が自販機本に描くのはやめてくれ」という警告もあったそうですが、吾妻先生は無視したそうです。その後、秋田の元担当が「吾妻くんは時代の寵児だね」と言って原稿依頼に来て追い返したとか(笑)
また吾妻ひでお先生に初めてロリコン漫画を依頼した編集者が『Peke』『少女アリス』編集長の川本耕次さん(ロリコンブームの仕掛人)だったことは非常に象徴的だったと言えます。さらにこの過程で『ななこSOS』の原型となる『すーぱーがーる』や『陽射し』収録作「純文学シリーズ」などが生まれます。
なお、吾妻先生は79年に『プリンセス』で少女マンガ『翔べ翔べドンキー』を連載開始した翌月には『シベール』を出版。11年のインタビューでは「『シベール』の直前頃に少女マンガの模写をして、エロの落書きを描いていた」と回答しています。少女マンガがロリコンマンガに与えた影響も無視できません。