このあたりが顕著と思う。『幽玄漫玉』のラストでは、これまでのように茶化して相対化する余裕まで失われ、むしろ丸裸になって身辺を明け透けに語ることが、唯一の逃げ場だったのかもしれない。自分とその表現に酔うことを徹底的に否定しようと、もがく生きざまこそが、この作品を傑作たらしめている。 https://t.co/ae1gv4sVHL
ねこぢるyの長編新作『汁ゾンビ』読む。ねこぢる作品『半魚人』の続編。『夢の島』時代の山野一を想起させる猟奇的かつSFチックな内容だけど、邪悪さは感じられない。ねこぢるの天衣無縫さ、山野一の突き放したギャグセンスは健在。シュール味はなく、安心して読める作品。山野一の円熟を感じさせる。
自販機本に掲載された漫画原稿のスキャン&リストアをやっているのですが、グレスケでなく、600dpiでスキャンしてモノクロ2値で最終的に書き出せば、基本的にモアレは発生しませんよね?解像度に関しては掲載誌の紙質が悪すぎるので、1200dpiでスキャンしても描線の再現度は大して変わらんだろうけど。
『SFと美少女の季節』改訂版、ようやく入稿しました。発送時期は10月中旬ごろになります。たいへん長らくお待たせしました。が、待った甲斐はあったでしょ?
当時の貴重な資料を一球入魂した同人誌を来月販売します。都内のサブカル系書店、名古屋の特殊書店、またはBOOTHで購入できます。当時の歴史や散逸寸前の文化に関する、さまざまな貴重な情報が満載なので、興味のある方はぜひお手に取ってみてください。