阿部共実『月曜日の友達』単行本で読み返し。幽霊とかUFOとか超能力とかって、あのときあの瞬間だけの気持ちを結晶化する触媒なんだなあって思います。最終話の8ページで、この瞬間は誰もにあったんだよって語りかけられるの、寂しくもあり嬉しくもあり。
松本剛『ロッタレイン』……ハッピーエンドになる雰囲気が微塵もしない、その世界のなかでふたり、ただ心を通わせるだけ。読んでるこっちはのたうち回るだけ。なんだこれ最高としか……。
いま、とよ田みのる『金剛寺さんは面倒臭い』を読み始めたんですが……第1話のとんでもない圧だけで分かる……傑作以外にないッ!!!
最高だった……。変化球など必要ない!ストレートの技術を極限まで研ぎ澄ますのみだ!という勢いに興奮する。素直クールの正拳突きを一日一万回やり続けてきたとよ田みのるが到達した境地とはッ! >『金剛寺さんは面倒臭い』
なぜ人間を助けるのか? てことに対する微妙な距離感が鬼太郎らしさだから、その描き方はセンスの見せ所だと思う。安易に掘り下げるとXメンやデビルマン的な越境者問題につながりそう。「これが僕が守ろうとした人間の正体か!」みたいな展開は熱いけど、一方でこういうゆるさも欲しいところ。
今週のDr.STONEはあまりに定型的な少年マンガだったけど、こういうの何千回読んでも大好きやわ。
もしかして……やるのは俺か? みたいな心の流れ。男の子の心に火が点く瞬間。控え目にいって最高ですよ。
アメリカ先住民とハイチ人の呪術戦の舞台が日本だったせいで、召喚された平維盛の霊を敵味方知らないっていう場面すき。レッドマン・プリンセスは割とハードコアだけど、たまに古典的ギャグが入るのおもろいよね。