「95年のある2日。」
バブルが崩壊したとか、大震災でえらいこっちゃとか、地下鉄サリンでこの国どうなるんだとか、世界が不安を覆う中で、そんなことはわたくしには一切関係なく、
わたくしの1995年、大学2年20歳の日記はただひたすらにこのような日常が続いていく。
「夏はだめだったなあ。」
海も夏祭りもかき氷も出てこない、夏のわたくしの清潔感に欠けた思い出です。
「今日の雷すごかったなあ見てないけど。」
ほんと生きた心地しなかったよ。
3連発で近所に落ちてたし。
まあ見てないけどな夫は。
「シグナル。」
関係の中で感じる不穏な空気のことを「不協和音」といったりしますが、実際の不協和音は誰が聞いてもわかる不安な響きなんで、そんなわかりやすくないぞと思ってて。
自分の好きを優先してる季節は、つい気づけなくて無視してしまう。気付いた時は大体手遅れ。
わたくしはね。
「男女不平等。」
もはや自宅に引きこもっていても安全ではない。
是正する必要のない男女不平等を考える。
こちらのツイートにはセンシティブな表現が含まれている可能性があります。
「美術部という部。」
いつも疑問だけが頭の中に渦巻いていて、近くにいる誰かにぶつけ続けるというような高校生活だったと思います。
「なんでお前今服着てんだ」
って脈絡なく聞きたくなりませんでしたか。
わたくしはなりました。
つきあわされた方は大概だったでしょうな。
「素晴らしき世界。」
うまく言葉にできない。
同じことな気がするんですが、違う気もする。
何がどう違うんだろうか。
「多分それでだ。」
高校近くのショッピングセンターにアーケードゲームコーナーがあって、わたくしは授業をさぼってずっとそこにいた。そのコーナーの隣でムロイの母親がアイスを売っていた。
別に通報もされなかった。ありがたい。
こちらのツイートにはセンシティブな表現が含まれている可能性があります。
「正しいさみだれデイズ。」
どの方向から見てもこちらと目が合う「八方睨みの龍」という日本画が各地にありますが、そんなものかもしれません。
一応半裸の絵なのでセンシティブ設定しておきます。