ワシらが若い頃はネットもSNSもなかったので、絵描きの殆どは金森氏にも水崎氏にも出会えず一人でなんとかかんとか生きていくみたいなルートしかなかったんで、あの世界を浅草氏目線で見ると羨ましいやらなんやらで目頭熱くなるのよな。
わしもこういうことを子供の頃はやってたはずだが、どっかで机上だけの絵描きになってしまったんよな。
だから己の不甲斐なさみたいなものがひしひしと身に染みて、浅草氏の創作への向き合い方を見てると何か泣いてしまうんだよ。
私は絵について作画のカロリーやコストみたいな話をして嫌われるのだけど、これは苦労を馬鹿にしてるのではなく「力の入れ所と抜き所」のことなのだが、「映像研には~」は漫画もアニメもこれが巧みだなと思う。
作中の金森氏もよく解ってくれてる。
映像研金森氏はあの性格でふんぞり返ってないのが偉いよな。
仕事の上でなら浅草氏と水崎氏のパシリ仕事も普通にやってそうだもんな。
ワシくらいやさぐれてると創作物語の類いで涙することは殆どなくて、最後にボロボロ泣いたのは銀英伝のロイエンタールの最後くらいなのだが、最近では「映像研には~」の原作26話の攻撃力が凄い。
ロイエンタールのほうはジワジワ殺される感じだったが、映像研は急所を一撃される。
ワシはなんだかんだ、映像研金森氏やガガガ北代さんみたいな見た目の女性が好きなのかもしれん。
まあ、大体の女性が好きだが。