それを裏付けるように、ヴ王は続けてナウシカに「もっと早くに会いたかった」と言います。因みにこの部分、アニメージュ連載版では「そなたのような女を妃にしたかった」となっており、中々興味深い改変です。個人的には単行本は王の悔恨に、連載版は王の孤独に焦点が当たっていて面白いですね。
ヴ王の目論見が(少なくとも彼の望む形では)成就し難いことはナウシカとの論駁からも明らかでした。が、さりはとてそれだけでは「身を挺してナウシカを守る」行動を王が取る動機にはならないでしょう。何が王をそこまで突き動かしたのでしょうか?
ですが、ヴ王の元々の目的は墓所の地と技を手中に収めー更に歌舞伎版の台詞を借りれば「永遠に世界を支配する」という、極めて俗物的かつ、これまたナウシカと思いっきり衝突しそうな「愚行」でした。
今日のお仕事場ハイライト
秘書室A「この案件、早く社長に入れろ」
当方(…取引先と諸々日程調整…調整…調整)
秘書室B「やっぱり今ふさがってるので暫く後に」
せめて秘書室の中で意思統一してから指示せーや。
今週の #逃げ上手の若君 は如何にして負け戦を「上手く締めるか」でした。負け確ではあっても、「次」を見据えて潰走を回避し、一定の成果を得る。「逃げて勝つ」とはまた一味違う経験に、時行君も一段と成長したのではないでしょうか?それにしても、勝っても負けても戦とは「終わらせ方」が難しい…