更に更に、牧人の薬湯には記憶を操作し、性格を変える効果もあるような描写があります。成程、これならば墓所が語るように、汚染に適合した人類を清浄な世界に再適合させることも「技術的には」十分可能でしょう(墓所にその気があるかは別として…)。
正に墓所にはユパが語る通り、火の7日間以前に遡る、「生命の源を操る技」が遺されていたわけですが、何故ほかでもない、この技が墓所に保存されたのでしょう。世界浄化計画の推進者たちが「技そのもの」に遺す価値を見出だしていなかったのは牧人の台詞からも明らかです。
では何の為の技術保存かといえば、それは為政者への利益供与により墓所の権威強化と世界浄化計画の安定的遂行を達成するためとなりますが、更に踏み込んでその技術が何故軍事技術でなく生命工学だったかとなると、恐らくは「世界浄化計画と墓所建造に係る技術」をそのまま残したからだと考えられます。
要は世界浄化計画時に使用した技術のバックログが墓所にあり、そのログを小出しに勿体ぶって漏らし、「教団」に解読させることで世俗権力を操る訳です。こう考えることで、墓所に残る技術が何故生命工学に偏るのか、また墓所による人間・文明不信と技術保存が何故両立するかが説明できそうですね。
では「教団」は何の目的で墓所の開示する技術を解析しているかといえば、これはほぼ墓所への「信仰」によると思われます。既に不死ヒドラ化している彼らにとり、墓所の開示する奇跡の技とは「神の啓示」であり、その解読とは神の教典を読み解くことでした。
だからこそ彼等は「神の啓示」の解読に専念し、その応用なる下賎な(?)些事は博士達にアウトソーシングしたのであり、文字通り墓所の中こそが「世界ノ全テ」だったのでしょう。
【悲報】昨日までの分に倍するクソ案件と超短〆切を上乗せされ、改善提案もことごとく「社長への忖度」最優先で却下されたワタクシ、遂にヤケクソになる。
#ナウシカ
往生際悪くカーマちゃんお迎え作戦を細々実施した結果。え?まだ有償石がある?それは福袋用だから絶対使ってはダメですよますたぁ…
#FGO
今日の御仕事場。1ヶ月近く前から社長報告にエントリーしていたにも関わらず「今忙しいから後」と秘書室からお預け食らった挙げ句、今日になって「なんでもっと早く持ってこなかったこのグズ」とかド突かれる。
…大概にせいやホンマ。
事の起こりはナウシカ達より200年前。クルバルカ王朝末期の土鬼において「彼」は牧人の庭園に迷い込み、暫しそこに住まうこととなります。トルメキアの二皇子と同様、音楽に秀で、庭園のヒドラ達とも仲良くやっていたそうです。
ある日、彼は「人間を救いたい」と書き残すと、数体のヒドラを連れ出して庭園を脱出します。そのまま彼はーナウシカと同じようにーシュワに向かい、時のクルバルカ王朝を打倒、初代神聖皇帝として即位します。これはなかなかに驚くべきことです。
何せ幾ら不死の怪力兵士(実際は頭が致命的急所ですが)を連れるとはいえ、たった数体のヒドラで一国を覆したのですから。息子ナムリスが語るように、歴代の圧政と狂気により、クルバルカ王朝はとうに民衆にもー恐らくは墓所にもー見限られていたのでしょう。