だが哀しきかな、墓所の主(そしてまた牧人からも)のいう通り、事実としてヒトは飽くことなく同じ道を繰り返し、同じ過ちと救世主を迎え続けてきました。それも、正に墓所の主の掌の上で、です。
ナムリスはかかる墓所の「ご託宣」を散々聞かされ、それでも「父祖の様に自ら国を切り取る」と全力で抗ったものの、正に「墓所の主のいう通り」暴君は次代の聖人に打倒されました。BADEND(めでたしめでたさし)……
以上、「王の最期」ナムリス編、お楽しみいただけましたでしょうか。今後また、ミラルパ様やヴ王陛下についても取り上げていきますので、引き続き宜しくお願い致します。…ところで腰痛が中々治まりません…やはりナムリス様のようにヒドラ化するしか…?
ぎっくり腰をコルセットで堪えつつ、30分ばかりの立ち仕事から小休止。へへ…イテェ たまらねェ…
風呂に入り、湿布を張り、コルセットをして何とか痛みの緩和を図る。もう完全にミラルパ様状態(´;ω;`)ブワッ
今週の #逃げ上手の若君 、悪役国司殿に弓術を教えている小笠原公が凄く凄く嫌そう。そりゃ、礼儀作法・腹の探り合いにすら全力「真剣勝負」を好む小笠原公からすれば、ただの弱い者いじめは面白くないですよね…いやホント、小笠原公で是非スピンオフを(以下略
まぁ今回のヲチは、「鎌倉武士は童貞を貫くと修羅になる」の海野サンに全部持ってかれた感があるんですが。そりゃあ天下だって狙えるさ(某ジャコバン闘志並感)
#ナウシカ 考察「王の最期」編、第2弾は皇弟ミラルパ様の「成仏」について考察してみたいと思います。「宿業の人」(チヤルカ談)であるミラルパは、なぜ「青き清浄の地」で成仏することができたのでしょうか?この問題を考える際には、まず晩年ねミラルパの有様を見る必要があります。
晩年のミラルパは百年を越える統治を経ても「愚かなままの」土民に絶望し、恐怖政治と自身のカリスマにより辛うじて土鬼帝国を纏め上げていました。が、その帝国は(ミラルパ主観では)不吉なる「青き衣の者」到来と軌を一にして大海嘯に見舞われ、瓦解していきます。
そしてナウシカとの対決で手キズを負ったミラルパは療養中に兄ナムリスに謀殺され、あえない最期を迎えます…が、彼の霊体は成仏できず、暫しさ迷うこととなります。
亡霊となったミラルパに嘗ての力はなく、「超常の力」を持たぬ兄を呪殺することもできぬまま、誘蛾灯に惹かれる様に、虚無に呑まれ心を無防備に曝すナウシカに取り憑こうとします。其処に彼が生前あれ程拘った「帝国」への想いは最早無く、晩年の執着・憎悪に突き動かされる本能/業がだけが見えます。
最初、ミラルパはナウシカの心が呑まれた「深淵」にやって来ます。それは、ナウシカを苛む「虚無」が何度も現れた暗黒の場所であり、また「生きた闇」と形容されるミラルパにはある意味親和性のある土地(?)でした。或いは、ミラルパはナウシカの内なる「闇」に惹かれたのかもしれません。