お仕事終わりー!!
さあ盆休みじゃコミケ出陣じゃー!台風なにするものぞ嘘ですイキってたしたどうか逸れてくださいなんでも(以下略
帝国統治も僧会による教化もミラルパのが100年取り組んできた労苦です。まして「主観的には」民の為に心砕いてきたミラルパにとって、邪教として打ち倒した筈の「青き衣の者」が民の希望として何度も立ち現れるのは、耐え難い苦痛だったのではないでしょうか。
そして墓所終盤。オーマとナウシカの別れの場面ですが、墓所の崩壊も構わずナウシカはオーマの亡骸に取りすがっており、母子の情であったかはともかく、その死を「親しいもの」の死として心から悲しんでいる様子が見てとれます(てかアスベルが間に合わなかったらそのまま一緒に死にかねない勢いです)。
(墓所と異なり)外部に依存すること無く半永久的に自立して人類の遺産「だけ」を伝えていく…その性質は人類の墓碑、真の「墓所」とすら言えます。或いは、ノア一家が乗らなかった「方舟」だけが永遠の洪水の中に浮かんでいると言えるかもしれません。世界再建を諦めた神(旧人類)が遺した世界の欠片…
漫画版 #ナウシカ には連載版から絵はそのままで台詞がまるっと変わっている(!)箇所もありたす。たとえば四巻前半のユパ一行の会話。まずは単行本版がこちらになります(↓)
閑話休題。こうした矛盾を抱えた土鬼歴代王権にとって、墓所は権力の源泉であると同時に権力を掣肘する厄介な存在であり、できれば祭り上げておきたい存在でした。このことは、出陣時に墓所の封印を宣言し、また「何をやっても墓所の主のいう通りだ」と毒づいたナムリスの態度によく現れています。
にも拘らず第三皇子は態々対面してクシャナを侮辱し、更には「全」船団を足止めさせました。どさくさ紛れに義妹を脱出させない(+義妹を多勢で包囲する)ためとはいえ、余りに自軍を蔑ろにし過ぎでしょう。