こうしてみると意外とエフタル、強かです(笑)。実際、酸の湖では蟲が攻めてくるやトルメキア軍を無視してさっさと離陸し、その後もヴ王がアテにならないとみるや盟約を破棄してエフタル内で連合を図るなど中々血気盛んです。 
   ただいま帰宅。今日は能登輪島まで弾丸日帰りでしたが、明日は南進して加賀を回ります。 
   まず改めて「森の人」についてまとめると、彼等はほぼ腐海の中で自給自足し、「腐海の一部」と化しています。火すら捨てたその超越的生き方は、外界との交易ー及び交易と不可分化した蔑視ーに依存する蟲使い達からは畏敬の目で見られています。 
   五巻以降、ユパの目的は専らクシャナを救い、「王道」に導くこととなります。即ち、復讐に燃えるアスベルを制してクシャナ一行を受け入れ、ナムリスに彼女を拉致された時には単身追いかけ、救出の機会を伺います。何故ユパはクシャナにそれ程入れ込んだのでしょうか? 
   本日のお仕事場、詳細は言えませんが少しだけ「責任者らしいこと」をいたしました。なお晩飯はキチンと取れております(笑)。 
   更にいえば、初代皇帝皇帝崩御時のミラルパがかなり幼く見える点も気がかりです。夢の中の場面なのでミラルパが幼児退行している可能性もありますが、もし本当に夢の中のとおり当時のミラルパが十代くらいの場合、なんと百歳を超えてからの子となります。 
   次に、延命への拘りです。幼き日のミラルパにトラウマを残した様に、初代神聖神聖皇帝は無理な延命措置が破綻して肉体崩壊死という悲惨な最期を遂げますが、凡そ百年の治世を全うします。即位時に二十歳としても百二十歳まで現役は確かに尋常ではありません。何が彼をそこまで駆り立てたのでしょうか? 
   そんな中に、トルメキアの王族からも一目置かれる、武勇と博識の壮年男性がいるとなれば、ナウシカへの中継ぎなり摂政(?)なりにユパを推す声が上がってもおかしくないかもしれません。映画版など、ジル自身がそれを促していましたが… 
   ナウシカは当初、墓所を「工房の技や知識の貯蔵庫」だと考えていました。単なる貯蔵庫ならば、その破壊にオーマの力は要るが、そこを守る者達とは対話・説得の余地がある…ナウシカはそう考えたからこそ、墓所由来の技術に不穏なものを感じながらも、自身は寸鉄を帯びなかったのではないでしょうか。