もう一つ、王蟲の体液には腐海植物の成長を促す作用があると思われます。事実、土鬼大海嘯では王蟲の骸から爆発的に森が生まれましたし、エフタル大海嘯でも本来は森ができにくい筈の砂漠地帯に、王蟲の骸を苗床にした腐海が形成されていきます。
実を言えばこのサパタ包囲も奇妙であり、サパタ守備軍はトルメキア軍主力たる第二軍から「捨て石」にされた拠点防衛軍で、その第二軍は未だ土鬼中原のカボに船団とともに駐屯していました。…ふつう、土鬼軍主力で叩くのはこちらなのでは?と素人目には感じてしまいます。
この点に関連して面白いのが、ナウシカが大海嘯への懸念から単身トルメキア軍に従軍したと聞いたジルが、ミトに対しナウシカの手助けのためユパを探せと遺言する点です。「族長ナウシカ」の横にもはやユパは不要だが、一個人で世界を背負おうとする無謀な我が子には師ユパが必要だ、というわけです。
だが哀しきかな、墓所の主(そしてまた牧人からも)のいう通り、事実としてヒトは飽くことなく同じ道を繰り返し、同じ過ちと救世主を迎え続けてきました。それも、正に墓所の主の掌の上で、です。
これは、漫画版でのナウシカ「初陣」で出てきますが、この時のガンシップは地上でトルメキア兵と対峙するナウシカを低空から直接支援しています。これを拡大して考えれば、地上軍と直接連携している場合には、地上軍からの補給が期待できるためバージは不要となるでしょう。
昨日のわが社
偉い人「年末恒例の、社長による社内まわりですが…」
ワタシ(今年は流石に中止やろ…)
偉い人「密を避けるために、今日から3日に分けて行います」
あ ほ で す か