というのは、少なくとも第4回・土鬼大海嘯の前哨戦(?)たる人口腐海や培養王蟲の利用は、蟲や腐海植物の性質(どれが一番猛毒か)についての一定の理解か不可欠です。そして、大海嘯は第3回以降の経緯を見る限り、人間側が不用意に腐海に介入しない限り発生しません。
おはようございます。無事お寝坊することなく(笑)起きられましたので、これより人生の息抜き(むしろ本懐?)に夢の奈良旅行へ行って参ります。2日が雨のようなので、本日は予定を変更して西大寺を起点に西ノ京一帯をサイクリングの予定です。
#私的万葉大和旅行
否、クルバルカ王朝の始祖に限らず、初代神聖皇帝も、そしてクルバルカ王朝以前の土鬼王権の建国者も、恐らくみなナウシカと似た在り方を持ちながら、
最後は墓所にーもっといえば墓所が課した(と感じられた)人類存続の使命に屈したのではないでしょうか。
ここに神聖皇帝側のジレンマがあります。求心力確保の為には僧会主導での勝利が必要ですが、そのための犠牲が大きすぎると諸部族が「そんな勝利糞食らえ」と一斉に離反しかねない…ミラルパの焦燥と絶望は深いですね。
因みに単行本版におけるこの場面の直前、即ちチヤルカと皇弟ミラルパとの対話や大海嘯の前兆、セラミック鉱山街の回想は意外なことに、全て単行本版の新規書き下ろし(!)になります。
間もなくお仕事に出動なのですが、日曜しかもド快晴の日に仕事というのはやはり恨めしいですね。こんなに世界は輝いているのに…
酒場で過激論ぶちあげて盛り上がっている栄一たちを見ると、るろ剣で吹き上がっていたモブ民権派の皆さんを思い出してしまう…熱をあげる前に、も少し足元見ようやと。 #青天を衝け
再度、上人がナウシカに語った内容を見てみましょう。上人は「土鬼の祖先が奇跡の技をシュワの地下に封印し、それを神聖皇帝が解いてしまった」と語っています。ですが、これは実態ー世界浄化計画の核として墓所に奇跡の技が残されたーとは真逆です。
こうした僧会信仰のアンビバレンツさ、或いは教義の「反転」を象徴するのがシンボルとしての「目」です。即ち、僧会では神像や面布、都シュワの装飾まで「目」が装飾として重視されています。
しかもそれでいてミラルパは、「僧会による民衆教化が徹底すれば邪教を払拭し、帝国は安定する」ともまだ考えている訳です。正に自分で吐いた嘘に自縄自縛になる、これが悲劇でなくてなんでしょうか(兄ナムリスはこの上ない喜劇として嘲笑していましたが…)
続いて第二幕。まさかのセラミック鉱山町と看板娘エア嬢登場。「わたしゃ強い男が好きなのさ」て、その基準がユパ様となると後々大変ですよ…