まさか「現役世代」は上の世代に何ら負うところなく、ゼロから「稼ぐ力」を構築したとでも?それはもうsh社会への無知・無理解を通り越して傲慢というものでしょう。そこまで大上段に「攻撃」するなら、上の世代だって最後っ屁宜しくなりふり構わず「対価徴収」に出る可能性はありますよ? 
   そう考えると、皇帝ミラルパが自ら反逆鎮圧に出向いたのも強ちやりすぎではないかもです。何せ現地の僧会幹部は無駄に強圧的態度で自ら反逆のタネを蒔きながら、そのことに無自覚で責任回避に汲々とする為体。そりゃゴミを見るような目で(笑)ふっ飛ばしたくもなります。 
   何ヶ月ぶりかの唐突な漫画版 #ナウシカ  考察は土鬼皇帝ミラルパがなぜ「蒼き衣の少女」ナウシカをあれほど憎悪し、とりわけ死後にはー自らを謀殺した兄ナムリスを差し置いてまでー霊となって付け狙ったかを考察してみたいと思います。 
   こうした皇帝側の「弱腰」は土鬼帝国の体制に起因します。即ち帝国は50余の部族国家の連合体であり、土鬼軍の主力とは、その諸部族軍の集合体に他なりません。僧会中央軍の矛先は、これら諸部族の統制に向けられており、両者の間には強い緊張(と侮蔑)がありました。 
   そもそも、漫画版の設定ではトルメキア艦隊の仮想敵は鈍重な土鬼艦隊であり、機動性と火力に優れた辺境諸国ガンシップは寧ろ「補助戦力」でした。その意味では、ペジテガンシップとの対空戦はバカガラスの本来任務上は全く想定外であり、これに無力なことを以てポンコツ扱いするのはかなり酷でしょう。 
   また、穿った見方をすれば、僧正がミラルパの前で青き衣の者=ナウシカの存在を匂わせたのも、「青き衣の者狂い」の皇帝の関心を反逆から逸らす為だったかもしれません。事実、このあとのミラルパはナウシカ追跡に夢中になってしまいますので… 
   某議員の無差別錯乱暴言からの自爆劇を見ていると、ブラックラグーンでの「厄種」解説を思い出しますね。本当にこのまま党を巻き込んで吹っ飛びそう…にしても汚ねぇ花火ですわねぇ。 
   実際、クシャナが父から王国を継いだ時には、土鬼帝国は崩壊消滅、エフタル諸国は難民流入で混乱中、そしてトルメキア軍もほぼ消滅状態。正に意図せずして、「世界的な軍縮」が実現していたわけで、このこともクシャナの中興=疲弊した国家再建を助けた、と考えるのは些か皮肉に過ぎるでしょうか? 
   さて、今宵の漫画版 #ナウシカ 考察は「王の最期」編の掉尾を飾る題として、ヴ王の最期ー「なぜナウシカを庇ったのか」について考えてみたいと思います。が、この問題、紐解いてみると中々複雑なので、何回かに分けることになりそうです… 
   たとえ対宇戦に勝っても外交・経済的に手詰まりな露国、もはやタレーラン卿に倣い「正統主義」を掲げプーチン帝廃位からのロマノフ立憲王政復活で「我々もプーチンの被害者だ」ムーブでも炸裂させるしかないのでは(お目目ぐるぐる)