チヤルカだからこそ、大海嘯下の緊急事態とはいえ「青き衣の者」と土鬼帝国が共闘し、難民を救うという離れ業が出来たわけです。勿論、チヤルカは「これでいいのか…」と悩みながらですが、普通の幹部なら「帝国の敵」など問答無用で排除か、脳の処理が追いつかず思考停止するかのどちらかでしょう。
ナウシカはオーマからも(勿論無意識にですが)苛まれます。凶暴にトルメキア兵を虐殺する彼は無邪気に言います。「ママのために戦うのスキ」「ママ怒ってない嬉しい」。それは、母を求めながら実際には怖くて出来なかった、幼い日のナウシカと重なるものでした。
この後のアスベルは何と六巻末の一瞬を除き、ずっとナウシカと「別行動」になります。ある意味、アスベルの冒険はここから始まるのです。まずタコ殴りの洗礼を受けたアスベルはマニ族に受け入れられ、のみならず僧正の側近くに仕え、共に王蟲の軍事利用阻止ーひいては皇帝への反逆ーすら実行します。
更にいえば、初代皇帝皇帝崩御時のミラルパがかなり幼く見える点も気がかりです。夢の中の場面なのでミラルパが幼児退行している可能性もありますが、もし本当に夢の中のとおり当時のミラルパが十代くらいの場合、なんと百歳を超えてからの子となります。
この説の傍証となるのが、クロトワさんの「血を分けた兄」言及、三王子からクシャナ母への「お前を生んだ女」発言(=クシャナ母は三王子母ではない)、何より自身謀殺の主犯について最初は「父」を除外していたクシャナ自身の態度になります(歌舞伎版では父主犯を知り、より激しく動揺します)。
ジハシリの在り方(森の獣を利用し、また人界で蔑まれる)もナウシカの蟲遣いを彷彿とさせる…蟲遣いの場合にはそこに彼らなりの愛情ももう少し見えるのですが。 #もののけ姫
まず外装については風の谷のガンシップが王蟲の甲皮製で、作中でも修復されていることからも、この時代の材質と技術で製造できたと考えられます。
その一つには宝探しー武器等の材料に貴重な王蟲の抜け殻など−がありますが、それ以上に重要なのは「国境巡視」でしょう。風の谷はエフタル諸国とトルメキアを結ぶ位置にあるとはいえ、周囲は砂漠と腐海と海に隔てられており、通信手段が退化していることもあり、情報収集は不可欠です。 https://t.co/QMb1ZXqPfT
さて、そうなると疑問なのは「庭園」本来の役割です。即ち、「庭園」に保管されている種子は、その空気からして徹底された浄化を前提としたものであり、「青き清浄の地」レベルで初めて外部に解放可能となります。…逆に言えば、当初想定レベルの浄化では到底お蔵出しは不可能となってしまいます。 https://t.co/qOOKxs6ELZ