実際、多くの場面でチククの行動ーとりわけ「超常の力」の行使ーは受動的で、ナウシカやチヤルカに乞われるままになります。年齢を考えれば当然なのですが、その危なかしさは、ナウシカをして巨神兵からチククを連想するほどでした。
即ちナウシカは幼生王蟲の血で青く染まる衣を纏い、幼生を群に返すことで群の怒りを鎮めます。王蟲たちはそんなナウシカに心を開き、その触手を金色の野としてナウシカを載せ、彼女の傷を癒していきます。
このため、風の谷のように腐海に近い場所では胞子対策が必須です。具体的には腐海から帰還した際の検疫・消毒、胞子散布が疑われる地域の焼却、胞子/瘴気を含む土埃の侵入阻止など、とにかく「発芽前に潰す」が基本です。
そのカギになるのが、彼女が城の地下室で密かに育てていた腐海植物です。映画版では「腐海の毒に冒された皆を治したくて」という、ある意味分かり易い理由が示されますが、実は漫画版はこの点が明示されていません。 https://t.co/HKGI1Pz2qM
今回選挙結果は紙一重で与党勝利とはいえない!という負け惜しみを見ると思い出す蒼紫様の一言。勝ったほうが謙遜で言うならともかく、負けた方が悔し紛れに言うと、その紙一重を分けた票=有権者の重み全否定になって、「次も」負けますわよ? https://t.co/K85ITN9jfa
まず「虚無」は5巻以降、土鬼大海嘯の惨劇に苦しむナウシカを内から責め苛む存在として頻出します。お前(ナウシカ)は愚かで薄汚れた罪深い人間で、この破局に出来ることはない。どうせ怒り狂う腐海はオマエを赦しはしないのだから、さっさと絶望に沈みきってラクになれと。
実は当初、チヤルカはナウシカを「邪教の青き衣の者」「帝国の敵」と考え極めて敵対的でした。しかしながらーこれこそがチヤルカの美点なのですがー実際にナウシカのことを自身で見聞きする間に徐々に変わっていきます。