そんなセルム達森の人も最後はナウシカを信じて、墓所へ共に向かいます。ナウシカの推論に同意したかは微妙ですし、まして墓所で得た「真実」はナウシカと二人だけの秘密にしてしまいましたが、ユパの言葉を借りれば「ナウシカにはなれずとも同じ道は歩んむことはできた」訳です。

この意図を汲み取った隊長の訓示が上記の良い補足になります。即ち「本来の任務でない」「清廉で勇敢な、用兵を違えた作戦で死ぬことは許されない」「課長からの厳命は死ぬな、である。」「総員出動！」これほど痺れる訓示はなかなかありません。

ちょっと蛇足。この辺りのクシャナ殿下腹黒妄想は「ナポレオン覇道進撃」９巻での我等がタレーラン師匠の華麗なる？弁明に着想を得ていたりします。長谷川先生のナポレオン、本当に面白いですわー。 #ナウシカ #ナポレオン覇道進撃 https://t.co/dA2iQla9Nh

即ち、クシャナ麾下の第三軍は六千から二百弱にほぼ消滅状態、そのライバル第二軍も三分の二を失った上、領袖たる三王子が死亡or生死不明、ヴ王直率軍(第一軍？)に至ってはシュワで全滅してしまいます。

その後兄に謀殺され、霊体となったミラルパは、皮肉なことに宿敵にして自身の若き姿たるナウシカの導きで宿業を洗い落とし、成仏していくこととなります。

これはトルメキアがエフタル辺境の元(?)宗主国であることを除いてもかなり厄介です。もし、土鬼避難民が土鬼本国に救援を求め、これに土鬼新政権が呼応したら？更に難民の流れが(クシャナが以前懸念した通り)トルメキアに向かいだしたら？…エフタル大海嘯後の凄惨な世界再現は不可避でしょう。

大海嘯により土鬼の三分の二が腐海に没し、その周辺も無人の地となり、飛び地の腐海もどんどん繋がっていったとされます。とすると、大海嘯前の三分の一程の土地ーそれも内陸穀倉地帯を喪ってーに押し込められる訳ですが、この土地もどれ程安全なのでしょうか？

今日の御仕事場。1ヶ月近く前から社長報告にエントリーしていたにも関わらず「今忙しいから後」と秘書室からお預け食らった挙げ句、今日になって「なんでもっと早く持ってこなかったこのグズ」とかド突かれる。 …大概にせいやホンマ。

◎あなたのサークル「異端審問官城」は金曜日　西地区”け”ブロック―30aに配置されました。 というわけで、２年ぶりの聖地有明巡礼が叶いそうです！新刊は既に印刷所を出て手元に向かいつつありますので、皆様お楽しみに♪

タレーラン「二百年前も変わらんよ」 カエサル「二千年前だって人間は見たいものしか見えてない」

今週の #逃げ上手の若君 も小笠原公の強敵ぶりが光りましたね。機を見るに敏、攻める時は攻め、引き時の見極めも鮮やか。ただ「胡散臭い」はブーメランな気もする（笑）のだが、それがいい(　・∀・)ｲｲ!!

#ナウシカ 6巻中葉、セルム達に別れを告げる場面のチヤルカ様ですが、連載版(左)の「真の高貴さを…」もエモいのですが、単行本版の「生涯の終りに」も死を覚悟した凛然さがあっていとエモく、全くもって甲乙付けがたい…！