初めてこのシーンを見た時は「あっ、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のオマージュだ!」と思ったけど、今改めて読むと、一瞬一瞬のきらめきやキラキラしたものが美しいとされた00年代に「しかし人生は続く」と描いた福満しげゆきは凄いと思うよ
この話の主軸である道具「ファンタグラス」は動物や植物の声が聞こえるものなのだけれど、実はそれはのび太が心の底で思っていることであるという点がキモで、作中のタンポポからのび太や子供へ向けられている言葉も、実はのび太自身の自問だったという所が、この話の名作たるゆえんですね
公園の女子トイレに自身の局部を撮影した写真を置いた66歳の男が逮捕されたニュース、れっきとした性犯罪だし笑い事じゃないんだけど、どうしてもこち亀の、両さんが自分のチンチンを撮ったプリクラをそこらじゅうに貼りまくって部長にこっぴどく怒られた回を思い出してしまう
ドラえもんは全国の子供たちの夢や希望を叶える漫画だとはよく言われるが、たまに漫画家の「こんなこといいな、できたらいいな」を叶える道具も出てくる