「強くて美しい者は冨を独占できる」世界の常識から、彼は最後まで脱せられなかった。鬼になってなお。
だから鬼になって強くなっても、「あの世界」の冨と地位を保ち続けることが、妓夫太郎にとっての「普通」だった。
妓夫太郎は容姿こそ醜いが、実はそれ以外はかなり優秀なのだ。だからこそ、他の鬼や、上位の上弦たちに比べれも、無惨の評価は高かった。努力家であり勤勉であり忠実であり創意工夫もできる男。
これが「鬼滅」の堕鬼、妓夫太郎兄妹にも、ピッタリ当てはまるのが恐ろしいもので、彼らは自分たちの生まれた世界がどれだけ歪んでいるか熟知していたはずなのに、「それが普通」であることが、実は最後まで気づいていなかった。
にも関わらず、二人に「遊郭の外で生きる」選択はなく、そういう意味では、鬼滅の鬼たちは「疫病」のメタファーとも言われていたが(堕鬼の本名が”梅(梅毒”だったり)、この二人の場合は「貧困」でもあったのかもなと。
どれだけ上手く偽装しても、「日中に出歩けない」「老いない」という二つで、百年の間に何度も正体が露見しそうに成り、そのたびに力技で埋め合わせてきたが、それすらも崩壊寸前。だからこそ、鬼殺隊に尻尾を掴まれた。
堕鬼と妓夫太郎、彼らの炭治郎への放った言葉のことごとくは、自分に返ってきたものだったことがわかる過去回想だったなぁと・・・同時に、いたぶり罵りながらも、ほんの少しだけ情けを見せるのは、堕鬼は炭治郎の姿に兄を見て、妓夫太郎は自身を見たのだろうなぁと。
#鬼滅の刃
ヤムチャって弱い印象があるのは、常にそのシーズンの敵と最初に戦う事が多く、「噛ませ犬」役を演じさせられているからで、新章突入時には、前章での悟空並みの強さにはなってんのよな。
ってかヤムチャって、弱くはないのよね。
最終的に界王の元で修行した後、人造人間編の初期がピークだが、「サイヤ人襲来時の悟空に誤認された」と考えると、戦闘力5~8000はあり、中には20000超えているとする説もある。
この娘、最終的に「無限大カロリーパンチ」とかかますんじゃないだろうな。しかも両手で同時に放ち「ダブル無限大」とかやるの・・・いや、だって、米だから八十八だから、8が2つで、ヨコハチ無限大・・・
#プリキュア
こう考えると皮肉な、同時に不思議な感慨を覚える話です。「地球を妬み、嫉み、妻や子すら拒絶し、そのすべてを否定して滅ぼそうとした」ドゥガチは、最後の最後で、地球に「還った」のです。