確固たる信念と意思を持ち、そのためならまず自分の犠牲も厭わぬ者には、それこそ「村人の血を一滴も流させぬ、だからお前とも戦わぬ、立ち去れ」という交渉の引き換えに、片足を切り落としたファルコには、その意を汲んで、引き下がったりしてんのよ。
ラオウは「戦う者」にはなにかしら最低限の敬意を表する。無力の者が、なおも譲らぬ様にも。
自分を愛したが、自分の愛を得られなず、自害したトウにも、「なら俺を殺せば自分のものにできたろうに」と憤りながらも、「愛した人を殺す」という選択をしなかったトウへは憐憫の姿勢を見せているのよね。
逆に、「従順か死か、いずれかを選べ」と迫った自分に、「見られていては殺しにくいでしょう」と無防備な背中を向けたユリアを殺すことはできなかった。
そういえば、最近何故か、北斗の拳の「無抵抗の村」の話を耳にするのだが、これだけは言っておきたいのが、ラオウが激怒したのはあの村の村長、子供にまで「心を捨てろ、笑え」と思想を強制していたからなのよな。
ちなみに「鎌倉殿」にも登場する「鎌倉武士の鏡」とまで呼ばれた畠山重忠殿も、陸奥と戦ってやられてます。
むつこあい。
「剣と魔法の税金対策」第5巻、@ COMIC版において、蒼井ひな太さんがめちゃくちゃさらにわかりやすく描いてくださっていることもあって、「小学館の学習誌連載」と思ってた人もいたとかで・・・(実際、某所店では教育書コーナーにも置かれたのですが、ラノベコーナーより早く捌けたそうですw
ちょっとだけ解説!
今回センダギカイワイが語っていた「ゴルドバルン王朝」、最初はゴルドバブル王朝にしようかとも思ったのですがw まぁそれはそれとして、モチーフとしたのは豊臣秀吉です。
「無茶な遠征で政権を揺らがせた」の代表的人物ですな。
正直ねぇ、鳥山インパクトとでも言うべきか、「ドラゴンボール」における「超サイヤ人」って衝撃だったのよ。
怒りによって目覚め、今までと次元の違う力を得る、まではあったものの、「容姿まで変化する」のその前もあったかもしれないが、これ以上ないほどの世界的な爪痕を残した。
「美味しんぼ」の昔のネタで、「下丸子と新丸子を間違えてしまい、十年以上すれ違い続けた恋人たち」の回があったんだが、この二人浦和とか梅田で待ち合わせしたらもう今生の別れになりかねんな。
首をひねって「少なくとも哺乳類のものではないな」と返し、同時に最新の西洋医学書の解剖図を見せると、「どこの腑分け人が描いたか知らんが正確だ。こんなものがあるならわざわざ見に来なくても良い」と返した。
バーンパレスに上がってなおも、やはりポップはマァムに背中を向けていて、ヒュンケルのあの謎の沈黙はそれを見抜いたものだったのだろうと。
だからこそ、弟弟子のために妹弟子の背中を押してやったのかもね。