そういやたまに「承太郎は俺TUEEEキャラ!」的な話を聞くが、たしかに強キャラではあるものの「自分と同じ能力、かつ自分よりちょっと上で、不老不死で不死身で、死をも恐れぬ者も含めた能力者を3ダース近く有している」DIO相手では、少なくとも絶対的優位ではないよな。
首をひねって「少なくとも哺乳類のものではないな」と返し、同時に最新の西洋医学書の解剖図を見せると、「どこの腑分け人が描いたか知らんが正確だ。こんなものがあるならわざわざ見に来なくても良い」と返した。
役者さんとその演じているキャラは別物であるというのは、言うまでもなく常識の話なのだが、それでも昨今の影響で、「下野紘さんの結婚」と聞くと、こんなプロポーズしたのではと思ってしまう。
「NEW GAME」完結なわけで、「今日の今日までがんばったぞい」的なフレーズが浮かんだが、あの作品「ぞい」でバズって一気に知名度が高まったところがあるが、原作もアニメも宣伝も、「ぞい」押しをしなかったのは、すごく賢明で誠実だったと思うのな。
ふと思ったんだけどさ、のび太って無双系の定番の、
「記憶を持ったまま人生やりなおして」
「低レベルの文明世界に現代最新科学を持ち込んで」
「上手くいくまで何度も同じ時間を繰り返して」
「ハズレスキルで」
的なの全部やってんだが、全部失敗して自滅してんのすごいよな。
これってけっこう、ネット上でよくある光景だよな。
最初に偏った発言をした人に、識者のような人物が、「全然違う!」「間違い!」「ウソばっかw」と現れるのだが、実はそっちもそっちで偏ってる、という・・・
そう考えると、ボスに反旗を翻す決意したブチャラティに、ついていくか否かを「命令してくれ」と懇願するナランチャに、「それはできない」と返したシーンにも通じると思うのな。
ポップが「勇気」の力を持つ者・・・ここまでの流れで、「下手に賢しいから彼我戦力差がわかってしまう中、それでも立ち向かってきた」姿が、ある意味で「なにもない普通の人間」でそれをしてきたからこそのものなのだろうなと。
#ダイの大冒険
さらに、村の人々と交流を重ね、人間性が豊かになっていき、さらに残る「父親」とのトラウマを乗り越えた後には、ついに「カレー以外も食う」になり、まさにここまで十年近くかけて変化させるというものすごさ!!!w
Vsシグマ編、これをマァムとの告白シーンと一話にまとめたのは、ある意味でこれ、対を成しているからなんだろうな。
シグマは一切油断しない男、ポップ相手にも決して気を抜かず侮らず、全力で挑む。
ポップいわく「初めて自分をあなどらなかった」相手。