高野文子さんが、中編漫画「黄色い本」のトーンを決める時に、雪が降った夜の、明るい空を基準にした、という話が好きです。
去年降った雪を思い出して、たしかに空は明るかったと、そんなことを思う一日でした。
【今回の作品その7】
野口明宏『夜間飛行』
これまで全てトリックのある漫画を描いてきた彼がコメディに挑戦。涼しくて少し湿気のある夏の夜風が吹いてくるようなこの空気感は見事…!独特のセリフ回しが余韻を残します。今読んでほしい作品。
【すいかとかのたね6号ゲスト🌮】
①INAさん
先日「第1回トーチ漫画賞」で大賞を受賞したINAさん。すごいタイミングでのオファーでしたが、受賞作『DELIVERY MANGA』で磨かれた技術が発揮されたすばらしい漫画を描いていただきました。
普段のイラスト仕事もめっちゃ素敵です↓
【🦞おしらせ🦞】
1年ぶりの新刊「すいかとかのたね8号」を明日のコミティアで販売します!
時間はかかりましたが面白い雑誌ができました。ぜひ立ち寄っていただければ幸いです。ブースは【K54b】です。
売り切れなければ通販も予定しています。
#COMITIA148
【今回の作品その8】
三橋光太郎『砂の夢』
まずはこれらの画像を見てみてください。そこからあなたが想像するイメージ、この漫画はそれを超えてくる!アイデアと描写の両方が高まった結果、完成度がえらいことになってて震えました…オスススメ!
【🍉通販開始しました🍉】
コミティア148に出した新刊「すいかとかのたね8号」の通販を開始しました!
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いい本ができたと思うので多くの方に読んでもらえたら嬉しいです。
ぼりのしん『飲み会の帰り』
飲み会帰り一人になってしまった主人公の心境を実写の背景とイラストの絶妙な組み合わせで描いたマンガ。
どうも思うようにいかないもやもやした気持ちなどの絶妙な心理描写が共感をさそいます。(中村)
中村悠一郎『エデュケーション』
この漫画は義務教育を経験してないと笑えません。幸運なことに日本人の場合多くの人が笑えます。爆笑です。
教えも無い、読む人の育ちも関係ない。でも僕の笑いの新しいツボを教えられたので立派な教育です(野口)
三橋光太郎『The Karman Line』
ここは空と地球の間。地球を見上げ、空は眼下に広がる。虹が、星が、月の影が美しく現れては、狭間の世界の不思議を少しずつ見せていく。
秀逸なアイデア、綺麗な画面構成に圧倒されます。(野口)