今日のお買い物。
平井房人『家庭報国 思ひつき夫人』(朝日新聞社 1938-39年)と映画チラシ(東宝 1939年)。日中戦争下の「家庭報国」として衣食住はじめ日常生活のさまざまなライフハックを3コマでつづる短編漫画集。ヒット作となり1939年に映画化される。岸井明が歌う「代用品時代」と同じころ。
角栄建設創業者・角田式美の評伝2冊、新樹瞳志『男20歳無一文:人間生まれたからには』(1975)と佐藤正忠『一つの生涯』(1990)。1958年創業の角栄建設は「角」田と「栄」えるから命名。後に田中角栄と関係があると誤解されたものの、田中土建工業とは全くの無関係。
今日のお買い物、山下和美「世田谷イチ古い洋館の家主になる』。
父・古瀬大六氏が横国大に移った際に新築したハイムM1もチラリと登場。 https://t.co/vatw1yjEsa
実際に三井Uハウスを建てた佐藤さんによる「集成材ハウスに住んで」(すまいと暮しの画報1964.10)。
プレハブを選んだ理由は3つ。短工期と「あんがいに住みよい」という評判、そして「ふつうの建築だとせねばならない茶菓の接待などの雑用が少なくてすむ」。地縁のない核家族ゆえ重要なポイント。
Travel Villa
DESIGNED WITH THE WOMAN IN MIND
(Newcomer Industries, Inc. 1986)
トレーラーハウス沼はまちがいなく深いので、つま先3cmだけ。とはいえ最小限住宅みたいで面白い。
『建築と社会』誌にて新興木構造についての連載記事(1941.11~)も手掛けていた日本ライト建築技師・宇賀神行一。著書『新興木造建築』(共立書房1940)には新興木構造による工場、倉庫、格納庫のほか、自ら考案した小住宅案も収録。戦後の「カナディアンシーダーハウス8(エイト)」とよく似てる。
かまぼこ兵舎ソックリの規格型住宅を大量生産する機械が登場するのは、手塚治虫『0マン』。連載は1959~60年なので、ちょうどセキスイハウスA型が登場した年にあたる。しかもこの量産住宅製造マシーンと対になってるのが土地造成マシーンのタンク。草木も建物も更地にしてしまう。