ドラえもんの時事ネタで一番攻めたのはYロウだと思うんだけど。ただでさえ子供にわかりにくいロッキード事件ネタを更によくわかんない道具にするという(笑。この話が優れてるのは時事ネタを「わからないもの」という面白さにしてるのね。だからこのコマが一番面白いわけで。これは不条理ネタなんですよ
『21エモン』ってなんとなく『スタートレック』あたりがヒントになって描かれたのかなあと思ったりするけど時期的にはスタートレックの日本放映より前なんですよね。1968年にこのネタは相当飛ばしてるよね~。最先端だ。これを描いて不人気で打ち切りってその絶望の深さは推して知るべしというか。
藤子F先生,秘密道具的なものでも映像制作系になると急に解像度高くなるよね。急に重ね合わせ部分がどうのとか現実っぽいこと言い出す(笑。自分でも8mm撮ってたり画像合成については何がネックになるのか普段から考えてたんだろうね。こんなのいつものノリなら「未来技術です」の台詞一つで済むもんねえ
こういう宇宙人街の酒場とかやさぐれた異星人の吹き溜まりやスラムのシーン見て「ああ、はいはい。スター・ウォーズ流行ってたよねー」って思うかもしれないけど藤子先生がこれ描いたのSW(1977年)より全然前(1969年)なんだよね。早いよなー。
藤子・F・時事ネタ(この辺はCMではなく本当に当時の事件からの引用なので後から見ると特にわかりにくい)
藤子F先生の世界でパーマの大学生というのはいけ好かない憎むべき存在として描かれるんだけどスネ吉兄さんだけは敵役でありながらどこかしら作者から愛されてる感じがするのは多分モテの匂いが微塵もないからなんだろうね。カウンタック買ってまずやるのが従兄弟の小学生に見せに来ることだもんなー。