手塚治虫『七色いんこ』(1981-1982)というとやっぱり北方領土問題。連載時期的に1981年1月6日に、日露和親条約を締結した2月7日を「北方領土の日」にすることが決まったんだそうだ。さすが手塚治虫、ギャグっぽくしながらもしっかり時事ネタを入れ込む辺りはさすがだなあ
COM(1971年5・6合併号)より。さいとうたかをがCOMに載ってるのは、なんだか不思議だが、いわゆるゴルゴ的なものではなく、まあナンセンスマンガかなあ。部屋が暑いからなんとかして扇風機的なものを作ろうとするだけなんだけど、組み立てる過程がゴルゴが銃を組み立てるみたいに見えて面白い(?)
メルカリで入手。今はなき奇想天外社の藤子不二雄(A先生)のブラックユーモア集。表題作『ヒゲ男』もスゴいけど、個人的に一番凄かったのは『内気な色事師』。今でいうストーカーを扱っているのだが、1972年にこの問題を描けるのはやっぱりすごいなあ。
個人的に関西弁でゆるふわなキャラからは豊崎愛生さんの声が聞こえてくるようになったなあ。特にこの人は、名前も千歳だし。
『紡ぐ乙女と大正の月』。大正時代にタピオカが?と思ってググったら、大正どころか明治時代にはすでにタピオカは日本で紹介されていた、と知ってびっくり。
アイヌの話が出てくるのは冒頭だけで、それもいわゆる「差別」に絡んだ話に終始している。ゴールデンコミックス版ではアイヌ人差別も描かれているが、差別に屈しないで立ち向かう姿がきちんとあるし、差別を助長する意図は全くない。講談社全集版ではセリフが改変されてるが、まあ仕方ないのかな…