ブラックジャックで一番の感動作品は『ネコと正造と』と『話し合い』で迷うところなんだけど『獅子面病』も感動作なんだよね…ランプの人情刑事っぷりが最高なのだ。あ、あと『ベニスの商人』のランプも好き。一転して完全なる悪役なんだけど最後の潔さが秀逸。手塚治虫も認める名演。
ブラックジャックとランプだと個人的に『獅子面病』の友引警部の名演が感動もの。従来の悪役から離れて一見イジワルだけど実は心に熱いものを持つ人情ある人物で「人のいのちをすくっているんでしょう? 人のいのちを!!」心からの叫びに涙がとまらない。
『シネマティックキネ子さん/ÖYSTER』。押しかけ映画監督キネ子さんがとにかくかわいい。ボクっ子だし口調もライネス、セイアちゃん口調でかわいい。そして[苗字が川島][おじいちゃんも映画監督][名前が川島映三]。モデルは川島雄三だねこれは。
『チアフルスプリンクル!/かとろく』[2019年1月号]放送部を舞台にした部活ものかな。なんと3話連続ゲストという厚遇ながら連載には至らなかった?だがその2年半後に『不衛生なのはお断りです』[2021年9月号]で再登場。今回は3話連続ゲストで、なんと2話連続掲載誌!なのに連載にはならず⋯?
そして翌月にも連続掲載!まあ悪魔と厨二病展開を絡める、いわば王道展開で、個人的には好きな作品。このあと3ケ月を経て最終話たる3話が載って、ひとまず終了。2019年に入ると、恐らくデビューの段取りに動いてたはずだから、連載はなかったはずだが、あの人も絵はうまいが、まさかプロ漫画家とは⋯
『さそり/篠原とおる』[ビッグコミック/1970]
言葉が喋れない囚人[新兵と呼ばれている]を[啞(だんまり)]と呼んでいるが、これは規制によるものか、刑務所の隠語だろうか?あと[だんまり]なのにも関わらず[偽証]はたどたどしくも喋る謎。これは最初から組んでいたのかな⋯?
まあ、作者としては爬虫類のことを知ってほしい、爬虫類好きだから創作に活かしたい、というゆるキャンやスローループ的な[自分が興味あること]を作品に昇華したいんだ、と思うから[普通の女の子]として読むのは違うのかもだが、爬虫類知識も[かわいく]得られる効果的な作品だとは思うのだ。