「にぐろし」 土色の黒きを云う、とある。
ニグロと似ていて面白い。ここの「に」は土を表す「に」のことだろうけど。
埴輪のように、土を「はに」と呼ぶのは今でも残っている。ここで先頭の「は」が抜けている理由はわからない。丹のことか。
江戸時代の永久機関。その名も異龍竹。
水が竹の中を登って、上から雨のように降っている。その水は下の水車を回しているようだ。左の男も「変わった仕掛けじゃ」と驚いている。
猫の日なので猫の話題でも。
明治に編まれた日本初の近代的辞書『言海』では猫が立項されていて、詳細な説明がある。
実のところ、猫なんて誰でも知ってるものをわざわざ辞書に乗せて説明しようというのはなかなか凄いことだった。
そのため話題になり、芥川龍之介もこの項目にコメントを残している。
どうみてもスネオヘアー。
明治時代に描かれた絵だが、こういう髪型の人って実際にいたのだろうか。
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明13年『生た節用集』に虹の話があった。
古来、日本では虹は凶兆であるとされていたが、その背後に陰陽思想の影響があったようだ。
「陰が陽を冒す兆にて婦女が権威を盛んにする凶事なり」とのこと。
今ではキリスト教の影響によって、日本でも虹は吉兆とされている。
ちなみに「ざます」も元は遊女の言葉で、やがて上流階級の言葉となったという説がある。もっとも、ザマスは廃れてしまったが。
ここでは遊女が「まことに憎らしいようざます」とザマス言葉で喋っている。
ザマスは今ではスネ夫ママくらいしか使っていない。