確かに主人公の元気くんはなかなか可愛そうなことになっている。
本人は真面目で良い奴なのだが、特殊な好みがあったばかりに悲惨な境遇に追いやられる。
その好みが生まれた経緯も可愛そうだ。
男性恐怖症の姉によって「弟」から無理やり「妹」にされた。その姉はなんと普通に幸せな結婚をする。
元気くん終わるのか。
主人公の廣田元気は絵が上手い地味顔の高校生で、クラスメイトの女子をボコボコにする同人誌を何冊も出していた。
もちろん秘密にしていたのだが、結局は本人にバレるどころかその女子の弟によって学校中にバラされて引きこもりに(そして次週最終回)
途中からコスプレ四天王が現れ、ジャンプ本誌にも勝るほど熱い展開に。
好きなものを好きでいること、好きなものに向き合うこと、師弟関係、友情、家族愛、色々なテーマを巡って泣ける話が続く。
画力も高いし、女の子も可愛いし、今後爆発的に売れること間違いなし。
しかし派手さに欠けるところも、この陰影のクッキリした絵柄とマッチしていて独特の雰囲気が出ている。
見た目も性格もクールな倫理の先生が主人公だけど、結構オロオロするしヘタレだったりタバコがやめられなかったり変な箇所で笑ったりとなかなか魅力的。
なかなか勉強にもなる漫画だし。
かぼちゃワインが連載してた頃にはもうあの番組があったのか。
歴史を感じる。
このマンガの中だと飲酒運転がまったく問題になってなかった。時代を感じる。