『違国日記』1巻のこのページはTwitterチュートリアルとしても優秀。デタラメを書くことを唆しているのではなく「あなたにとっての真実は、他人にとってほんとうのことではないかも知れないよね」という前向きな諦念を感じる。
「過狩り狩り」序盤のこのコマは山野一「のうしんぼう」からの引用だと思う。冗談で云っていたのにまさかほんとうに『鬼滅の刃』と『四丁目の夕日』に接点ができてしまうとは……
「男おいどん」っぽい主人公のまわりでメーテルっぽい美女がバンバン自殺していく『聖凡人伝』という怪作もございましてね。松本先生は短編の名手でもあったし、いろいろな作品に触れてみてほしいです。
これを読むと「性別に関わらずなぜスカートめくりがダメなのか」が議論の余地なくはっきりと理解できます。勉強になりました。勉強したんで説教は勘弁してください。ダメ?
「はちどり」はさんざん云っている通りエドワード・ヤンの子供みたいな映画だけれど、本邦で“エドワード・ヤンの子供”というと黒田硫黄なので、この二人は姉妹みたいなもの。