超ひさしぶりに『シャキシャキカフェ』読み返してるが、しりとりカラオケ勝負の回めちゃくちゃ楽しいな。たぶん誰も好きじゃない片チンの歌ネタ回がオレはけっこう好き。片山漫画以外では味わえない面白さがそこにある。

麻雀には勝因も敗因もないことのほうが多いしそれが普通だけど、あえて描くのが麻雀漫画ではないのか。と思ったけど元々こういうのとかスーパーヅガンで理不尽な敗北を描き続けてきたのが片山まさゆきでもあった。勝因と敗因にこだわった爆牌党やオカルティのほうが片山イズム的には例外だったのかも。

これは指摘するまでもないかもしれんけど、そもそもこの有名なやつが完全に夢枕獏節というか、どう見ても松尾象山とか久我重明の出囃子風なんだよな。

昨日ひさびさにオバカミーコの話したけど、そういや片チンは『陽暉楼』好きだったな。オバカミーコは片山まさゆき流の陽暉楼だったのかもしれん。

ジュエル帰宅後大体これ

有名なコマについてなんだけど、この時点だと丸太は「作品を象徴するアイテム」というよりも「師匠の得意武器」という印象が強くて、丸太を使って師匠を助けにいくというところにたぶん少しだけ意味をもたせている。やはり読んでみないとわからないことはあるな。

あと「勝負服」とかいって安斉がマオカラーみたいなイギリスの兵隊みたいな変な服着てくるんだけど、確かに安藤さん放送対局とかでこういう服たまに着てたなと。

アンカンチューレンといえばやっぱり『ザ・ライブ』のこれなんだよな。実際にはチューレンの形にはなっていないんですけど。

逆に「テキ屋のセンス」の時代がやってきたのかな。痛快だ。

麻雀は本当に「ある程度まで行ったらそこで終わりのゲーム」ではなかったのかもしれん。ずっとその答えを探してきて「多分そうなんだろう」の寸前までいったこともあったが、ここにきて新しい流れに興奮が止まらねえんだ。どうせなら見届けたい。まだまだ長生きせんといかんな。

作家目線から語られる電書論。『狭い世界のアイデンティティー』で押切蓮介は本人キャラを使って紙媒体の強みについて語ったが、これを電書で読んでいたら作者の主張に反してめっちゃ迫力が出てたので笑ってしまったことがある。まあオレは基本的にスマホで漫画読まないからな。

小島剛夕作品にも劣らぬ重厚な立ち上がりで期待させるものの、すぐこういうキャラが出てきて「ああこれ真面目に読まないほうがいいやつだ」となってしまうのがな。まあ子連れ狼にもビキニ水着みたいなのを着たキャラが出てくるし、これはこれで好物ではあるのですが。