「エンドレス・ドラッグ・ウォーズ リスク」笠原倫
フラッシュバックをサックスでぶっ飛ばすマトリの財前と「殺し屋1」の垣原的なカリスマを有するシャブ最上主義者・鬼山のバトル!
MDMAでラリって墜落死した厚生大臣の倅!政界を巻き込んでの麻薬戦争に北朝鮮も参入し、最後は凄惨に大爆発!希少本!
「牝雀刑事」
殺しのライセンスを持った女刑事が麻雀しながら悪党をぶっ殺す話。
例によって剥かれたり、拷問されたりするのだが持ち前の戦闘力でなんとかします。1話目でシャブ浸けにされる!
美麗劇画家として知られる前田俊夫の描く切れ長で不健康そうなファイター系女子はいいですねー
今流行りのシン・ウルトラマンやシン・仮面ライダー的な?
あぶらだこのADKやジョン・ゾーンを彷彿とさせる、シンプルにアタマのおかしい作家さんです→六波羅芳一
村崎百郎の電波図とマサルさんのヒゲ部の説明が凄く似ていることに気づいた。両者とも1996年くらいの刊行物なんで、どちらが先かは分からんし、うすたの方がアタマがオカシイ気がしないでもない。
「肉色ゲーム」聖レイ
邪道において最悪は最高なので聖レイは最高。早見純と違って、残酷描写に文学性や知性を感じさせないのが凄い。特筆すべきは佐川一政によく似たシリアルキラーの肉屋が登場する点だ。「人間ミキサー」は「力王」のイメージだが、かなり先を行っていますね。
「黄金」西たけろう
超レベルの入手難易度のため、珍品、キワモノ扱いされがちな彼氏ですが、食人や戦争犯罪を巧みに描いた絵師であり、ストーリーテラーでもあるのです。ベトナム敗残兵の恐怖なんかはハリウッドを通して膾炙してる感が強いんですが、太平洋戦争はどうもデリケートすぎますよね。