吸血鬼と人間という異なる"時間"を生きる二人がどうなるのか。
アンジェリカの願いは叶うのか。
『神の手』を管理し一人の人間に集まることを防がんとする"教会"、ディストピアの復活も目指す"吸血鬼"など、登場人物の様々な思惑をはらんだ物語がどんな結末を迎えるかはぜひ読んでみてください。
榎本ナリコ先生『センチメントの行方 2巻』収録『白と黒』。
限界を感じて陸上を諦めた虹美と、それを追うように陸上をやめた純子。
自分にはない才能を持ちながら陸上をやめた純子に対して、虹美は壮絶なイジメを始めるが、純子は何も言わずにされるがままで。
純子の真意がわかって切なくなる短編。
いけださくら先生『シーグラス』今月末発売。
人との交流を通して感情が豊かになっていくタカオの変化が楽しいアルペジオスピンオフ。
百合とはまた違いますが、特別な瞬間が積み重なって大切なものが増えていく女の子たちの日常を描いた作品が好きなので楽しみにしています。
不器用なのに同棲の誘いはさらっと口にできてしまう玉館さんのギャップ百合。
鈴木有布子先生『ツールボックス・コンプレックス』
あらた伊里先生『とどのつまりの有頂天』9月10日発売なんですね。
性格は違えどお互い鈍感な二人のやり取りを見てるのが好きなので、買わなくてはですね。
百合文壇バーで反響の大きかった作品⑥オノ・ナツメ先生『ポーラとミシェル』。
幼馴染みの二人が結婚にいたるまでを描いた作品。
『ACCA13区監察課』シリーズの番外編です。
思惑の入り乱れる群像劇だった本編と異なり、寄り添う二人とそれを見守る家族という小さな集団に焦点が当てられた優しい百合
森薫先生が姉妹妻編を描くにあたって代名詞である精密な描き込みを意図的に減らしたということを述べています。
そのことをよく考えるのですが、むっしゅ先生『ふりだしにおちる!』最新話の余白を見ると、なんだか勝手に府に落ちてしまう不思議。
『ふりだしにおちる!』大好きなんですよね。
人気中間投票で初めて眞妃より上の順位になったゆめ莉。
憧れの人の前に立つことに複雑な思いを抱くゆめ莉ですが、そんな彼女の背中を眞妃は"顔を合わせないまま"
「前列立ってみたらいいのに。きもちいーよ」
という言葉で押します。
幼い頃から一緒に過ごしてきた雪奈と十和子の関係性も③巻の見所の一つ。
自分の思ったことをやり通す王様気質の雪奈と、そんな彼女に導かれながらも同時に雪奈にとって心の拠りどころになっていた十和子。
園芸部が存続の危機を迎える中、二人のそんな関係がどうなるのかぜひ読んでみてください。
第2話では、才色兼備なエリートゆえに遠巻きにされて一人ぼっちで生きてきた逢乃さんの「誰も特別扱いするばかりで本当の自分を見てくれない」という悩みが描かれていました。
そんな逢乃さんだからこそ、誰とも分け隔てなく自然体で接する真心に心を許していく様子がとても素敵。