ネームやって下書きやってペン入れるじゃん。オレもう後半飽きて作業になっちゃう。それが絵に出る。藤子不二雄Ａなんてネーム描かないんだって。描きながら先考えるんだってさ「次はどうだ！　こうだ！　ババーン！」みたいに。永井豪と一緒で、これも絵に出るよな。この時点でもう負けてるんだ。

長年藤子不二雄Ａの、こういう「ムチャクチャな動きの魅力」がナゾだったんだ。藤子Ａってアニメーターじゃないから、動きの切り取り方がムチャクチャなんだよ。でもその独特の魅力の意味が今わかった。あれも計算を全部捨てて「次はどう動く？　こうだ！　こうだ！」という勢いの魅力なんだよ。

原作ナウシカの絵は本当に動いている。全てが熟練のアニメーターとして無意識のうちに計算された動きの中にあり、それが魅力になっている。藤子Ａの動きはその対極にある。人形で遊ぶ幼児のように「これが動くんだ、すごいぞババーン！」という遊戯を追体験している気になれる。マンガって凄いよな。

ウルトラセブンにだけ「マン」がつかないのはおかしいとは思わないか。

ラモスではどうでしょうか。

のび太、まさに鋼のメンタル。

着ぐるみ流用予定だったゲスラではどうでしょうか。

（一応プリキュアの話題を振ってみたら）

今気づいたんだが、キミのサングラスは伊達じゃなくてあれか、火炎放射の光から目を守るとかそういう、まともな設定でやってる感じなのか。だとしたら済まなかった！　ただのバカかと思っていた！

（ついにサトシとピカチュウが野望の牙をむいた）

「ワシが爆田博士じゃ」