安彦良和の「クラッシャージョウ」という映画は、作画が凄いのだがあんま人気がなかった。甘ったるくて爽快感に欠けるから。あれ、最後にマチュアが死なず、宇宙軍のカッコいい恋人とか出てきてジョウが盛大に振られ、ギャグっぽく大泣きしたら面白くなったんじゃないか。「ラシャーヌ!」のアレだ。
「彼岸島」の作者って本当に天才でさ。こんなのずっと描き続けられるやついないぜ。読んでて笑うしかないんだけど本人はわかってるんだかわかってないんだか絶対笑わない、絶妙の「間」がある。これができてる作者ってゆでたまご先生くらいしか知らない。北斗の拳が失くしちゃった「間」でもある。
いや「狙撃」ってそういうもんじゃないだろ。
…な? これだけわかっててもツッコんじゃうだろ。続き読んじゃうだろ。この間だよ! 誰も勝てない。
「源義経がチンギス・ハンになった」話があんま盛り上がらなくなった理由の一つとして朝青龍がいると思う。日本中がわかっちゃった。チンギス・ハンってどう見てもコイツの部類だ。豪快に強い。どっちかというと弁慶、というか弁慶も殴り殺しそうだ。英雄としてアリだけど、これが義経だったらイヤだ。