「人間性が試される場面」では強く身につまされる問題が提起されます。
読者はストーリーによって「あなたならどうする?」と強く選択を迫られるのです。
#マンガ脚本概論
ログラインとはストーリーのあらすじと面白さを短い文で表現したもの。
「よいログラインには皮肉がある」(ブレイク・スナイダー)
ログラインの「皮肉」ってなんだろう。
#マンガ脚本概論
「ログライン」は「あらすじ」。しかしストーリーの面白さを読む人に訴える内容の「あらすじ」でなくてはなりません。
よい「ログライン」は編集者にプレゼンするときの武器になります。
#マンガ脚本概論
「ストーリーの【カセ】」は
「〇〇しなければならない」という「義務」と「〇〇してはならない」という「禁止」。
「カセ」を壊す方向にキャラクターを動かすとストーリーの「推進力」があがって読者は続きを読みたくなるのです。
#マンガ脚本概論
【問題提起】が読者にストーリーを読ませる「推進力」になります。
長いストーリーの中で【問題】を読者に意識させ続けること。
ここがストーリーづくりの難しい所です。
読者が読んでいる途中で、提起された【問題】を忘れてしまうと「推進力」がなくなり、読む気が失せていきます。
#マンガ脚本概論
「起」の部分がしっかりできているとストーリーは半分成功したようなものです。
そこでは「人物の紹介」「舞台の紹介」「設定の紹介」をしっかりする必要があります。
そして「問題提起」。
「問題」が提起された瞬間、読者はストーリーの全体像を予想することができます。
#マンガ脚本概論
作品経験の浅い人は16ページ以内の短い作品を重ねて経験を積みましょう。
小さい問題、限られた登場人物、説明のいらない世界観・・・描きたいものが凝縮させた作品の方がその人の個性が出るものです。
仕上げもじっくり取り組めるので絵も上達します。
#マンガ脚本概論
ストーリーをつくるとき、どんな大きさの「問題」を立てるのか、何を描くのかによって「尺=ページ数」が変わってきます。
どんな小さな「問題」の立て方でもストーリーにはなるんです。
あなたは自分が思いついたストーリーのページ数を予想できますか?
#マンガ脚本概論
「はじめてのおつかい」のストーリー構造=
「問題」→ハードル→ハードル→ハードル→「解決」
という形は「ヒーローもの」「時代劇」「探偵もの」にも適用されている。
解決に向って主人公が越えるべきハードルに質と量があってはじめて物語はリアルなものになる。
#マンガ脚本概論
「提起された問題を維持するのは簡単なことではありません」
#マンガ脚本概論
繰り返しボツを出す編集者が犯しやすいミス。そのストーリーを熟知してしまったために読者に最初に伝えるべき設定を見失ってしまう・・・これまでに時々見かけてきました。
1)ストーリーとは「問題」とその「解決」にすぎない。
2)「問題は必ず解決する」という考え方はリアルではない。この世の問題・・・いじめ、貧困、自殺、戦争・・・どれも簡単に解決する問題ではない。
このふたつの一見相反する文章の間に無限のストーリーが存在する。
#マンガ脚本概論
どんな作品であろうと読者に最後まで読んでもらわないことには話しになりませんよね。
「先が読みたくなる」物語の「推進力」。
そういう力はどうやって生まれるのだろう?
物語の「推進力」を支える【問題】の提起とその【解決】。
#マンガ脚本概論