読者をひきつける「身につまされる問題」とは(2)
「ログライン」は「あらすじ」。しかしストーリーの面白さを読む人に訴える内容の「あらすじ」でなくてはなりません。
よい「ログライン」は編集者にプレゼンするときの武器になります。
#マンガ脚本概論
読者をひきつける「身につまされる問題」(1)
「ストーリーの【カセ】」は
「〇〇しなければならない」という「義務」と「〇〇してはならない」という「禁止」。
「カセ」を壊す方向にキャラクターを動かすとストーリーの「推進力」があがって読者は続きを読みたくなるのです。
#マンガ脚本概論
初心者だけではなくベテランの創作者でもこういうミスをする危険はあります。
同じネームを何回も直していると編集者もそのストーリーを知りすぎてしまい、読者にどのように情報が伝わるかわからなくなってしまうことがあるのです。
#マンガ脚本概論
提起された【問題】が【解決】にむけてストーリーを読ませる「推進力」になります。
長いストーリーの中でも作者は読者に常に【問題】を意識させ続けなくてはなりません。
読んでいる途中で、提起された【問題】がわからなくなると「推進力」がなくなり、読む気が失せるのです。
#マンガ脚本概論
「起」の部分がしっかりできているとストーリーは半分成功したようなものです。
そこでは「人物の紹介」「舞台の紹介」「設定の紹介」をしっかりする必要があります。
そして「問題提起」。
「問題」が提起された瞬間、読者はストーリーの全体像を予想することができます。
#マンガ脚本概論
最初は短い作品を重ねて作品経験を積みましょう。
(16ページでも新人賞に応募できます)
小さい問題、限られた登場人物、説明不要の世界観。描きたいものをぎゅっと凝縮させた作品の方が作者の個性が出るものです。
仕上げもじっくり取り組めますから絵も上達しますよ。
#マンガ脚本概論
ストーリーをつくるとき、どんな大きさの「問題」を立てるのか、何を描くのかによって「尺=ページ数」が変わってきます。
どんな小さな「問題」の立て方でもストーリーにはなるんです。
あなたは自分が思いついたストーリーのページ数を予想できますか?
#マンガ脚本概論
ストーリーは問題と解決にすぎない。
しかし「問題は必ず解決する」という考え方はリアルではない。
解決に向かって主人公は様々なハードルを超えないといけない。
ハードルに質と量があってはじめて物語はリアルなものになる。
#マンガ脚本概論
1)ストーリーとは「問題」とその「解決」にすぎない。
2)しかし「問題は必ず解決する」という考え方はリアルではない。。この世の問題・・・いじめ、貧困、自殺、戦争、どれも簡単に解決する問題ではないからです。
一見相反する2つの文章の間に無限のストーリーが存在する。
#マンガ脚本概論
どんな作品であろうと読者に最後まで読んでもらわないことには話しになりませんよね。
「先が読みたくなる」物語の「推進力」。
そういう力はどうやって生まれるのだろう?
物語の「推進力」を支える【問題】の提起とその【解決】。
#マンガ脚本概論