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119話では「勝手に触っていいわけない」と言ってるし、149話では「顔を見れるだけでいい」と言ってます。
対する山田は、もっと市川との肉体的な関係を進めたいと思っている。これは以前の考察でも書きましたが、セックスしたいというよりはスキンシップを深めたいということだと思います。
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だから121話では「私が触ったところは触っていい」と提案するし、127話では自分からキスをする。
市川はやっと「山田の求めていること」を理解しますが、やはりその先に自分からは行けない。140話で自分からキスをしますが、これは欲求からではなく、山田にごめんを言わせないためですね。
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136話では「気を遣わせてごめん」、144話では「ウソつかせてごめん」(しかも山田が先)のハグですね。
156,157話でやっと自分からハグ、キスをしますが、やはり「山田に委ねよう」となってしまいます。
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そして「胸を触る」から進めません。(121話で山田が胸を触ったことの伏線回収)
さらにこの後、最新話まで「市川と山田の身体的な接触」は一切なくなります。市川はそれでもいいのですが、おそらく山田は相当我慢してるのでは。このことも「山田が離れたこと」に繋がってると考えられますね。
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だからこそ志望校に受かり「自分を好きになりたい」と思ってる。また163話では山田との距離を感じ「自分の道を見つけたい」と考えるようになった。もちろん自分のためでもありますが、ちっぽけな存在である自分が山田と一緒に歩むためにはそれが必要だと考えているでしょう。
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山田の願いは「京太郎を幸せにする」こと。しかし、その方法がわからない。さらに自分が有名になっていくことで、144話では市川の告白をみんなの前で断らざるを得なくなってます。(これは市川の願いでもある)市川への気持ちより仕事を選んだと泣く山田に「だから好きだ」と市川は言います。
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たとえ外で会えなくなっても京太郎の気持ちは変わらないと信じてるから大丈夫。(でも本当は毎日会いたい)
この後、山田は自由にふるまう香田ニコを見て、おそらく「ニコちゃんさんのような一流芸能人になれたら私ももっと自由になれる」と考えた。
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だから仕事をできる限りやろうと考えた。
加えて市川から「仕事(と市川に)に真剣に向き合うところが好き」と聞き、「仕事を頑張ることが京太郎を幸せにすることにつながる」と考えたのではないでしょうか。
しかし、これも結果的に山田が仕事を頑張る程「市川と会う時間は減る」ことになる。
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それゆえに2人の間は広がっていく。それを表したのがこの場面。おそらく山田も同じようなことを考えてると思います。
このように、2人がお互いのことを思い頑張る程に、2人の距離が離れていくという構造になっているんですね。なんて残酷な…!
(その②に続く!)
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④萌子の存在
あの場にもし萌子がいなければ山田は去らなかったかも…。
萌子は「市川をあだ名(イッチ)で呼ぶ」「市川と最初にライン交換する」「オタク趣味にも理解があり、市川と話が合う」(山田の知らないところでラインしている)「頭が良く、市川と一緒に受験を頑張っている」…
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ということで、山田の嫉妬も萌子に向かうことが一番多い。
合宿でケンカして、お互いに友情が強まったあとは、あからさまな嫉妬はなくなりますが、気になる存在であることは間違いないと思います。
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けれど、自分が市川から離れるほどに、市川と萌子の距離が近づくことはなかなか受け入れられないと思います。
そんな山田が「京太郎とライブを観る」となんとか抜け出した時に「萌子と楽し気に話す市川」を見てしまったら…そして、萌子の場所にはもう自分は戻れないんだと感じてしまったら…。