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小1時間うろうろ…ということは、単に山田を感じたいだけじゃなく、山田に会いたいわけです。でも写真を送るのも躊躇してる。何で連絡しないの?ここも後で。
何と山田から写真。同じ場所にいる、ということですね!しかし山田は帰る…なんで?面倒くさいは読者もみんな思ったのでは。
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追いかける市川だが、電車の中で見失う。取り出したマフラーを抱きしめる市川。そして2人を繋ぐマフラー。多くの人が言ってましたが、これは2人の赤い糸ですね。(太すぎる…!)
いつもの公園での2人。自分の恋はエゴだ、と叫ぶ市川。そこからの「愛してる」…これは実質プロポーズ…!
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ちなみにキスシーンはツイヤバの対比です。
山田の表情が変わり、8巻ラストの再現。今度は2人で…!
めでたしめでたし…なのか?
私も正直、展開が急すぎて初読では当惑しました。山田面倒くさくない?市川の「愛してる」は軽い感じ?問題解決してなくない?ちゃんと会話しろよ!
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…てなことを思いましたが、でもしっかり読むと腑に落ちて、感動がじわじわと…よかったね…😭ってなりました!
ではどのように「腑に落ちた」のか、ここから考察パートです!
1.何故市川は1人で渋谷に行ったのか
予告の時点では、「会えない山田を感じるため」だと思ってたんですが…
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小1時間もうろうろしてるので明らかに「会いに行った」と分かります。感じたいだけならすぐ帰るはず。市川も山田が同じ事をするんじゃないかと考えてた、ということですね。読み通り山田も来てたわけですが。いやいや、じゃあ「会いたい」って言えよ!そもそも156話で山田に言ってなかった?
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1つは「市川と山田の身体的接触」。手を繋いだり、肩が触れあう程度の描写すらなくなる。あれだけ市川に触りたい山田が。
もう1つは「山田が食べる場面」。銅だこに来た時にたこ焼き2皿食べますが、山田の食べてるシーンはほぼカットされています。(その前のコマにちょっとだけあるけど)
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少なくとも市川の前では食べなくなった。これらは山田が「欲」つまり「エゴ」を出さなくなったという演出だと考えます。
これは市川も同じ。まあ市川は以前から山田にエゴをぶつけることは非常に少ないので分かりにくいんですが…。そう考えるとこの「黙っとこ」も別の意味があるかも。
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しかもお互いに「相手もそうする」と思ってた。つまり2人はちゃんと通じ合ってる。お互いの本心はわかってるということですね。
読み返してみると、お互いに本音を言うシーンは結構あります。9巻のこのシーン。「私は京太郎に触って欲しい」って意味ですよね。で、市川もちゃんと触ってる。
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山田がキス我慢できなかったのも本心。そして合宿ではそれを市川も「わかってる」。市川は合宿で自分の劣等感について山田に語ります。これも本心。そしてお互いに「よくないこと」を考えていたこともわかった。
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フラモブの後も、お互いに本心を言っています。しゃぷ葉では山田は「寂しい」と言ってるし、154話で市川は本音を口にしてる。そして先ほど述べた156話でも。さらに「好きだ」と伝え合うのもフラモブ後、花火回、深夜ライン回と何度もやってます。
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1番は山田の告白時の本心を語ったものですし、2番以降はそれを受けて市川の本心が語られてる。山田は「つづく」を聞いて「京太郎は言葉では言ってくれないけど、『全部どうでもよくてとにかく私に会いたい』って思ってくれてるんだ」ということがわかってるんです。
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普段はあまり口にしない市川の本心が綴られた歌。だからこそ「つづく」は山田にとってすごく大切なものになってるわけです。
じゃあ何で読者は「コミュニケーション不足」と誤認してるかというと、どのシーンも「本音を相手に言ってるけどその後会話になってない」からですね。