ドタバタ劇中に漫画家が出ちゃうのは手塚治虫作品のオマージュかな。手塚先生は先生自身の登場多い。
でも、「魔剣烈剣」とかでリアルな描写を試行する傾向にあった横山先生が「音無しの剣」の湯治旅でドタバタ劇を入れてるのは不思議。
ドタバタ劇は普通だけど横山時代劇だと普通じゃない的な?(笑)
「レッドゾーン」は、主人公 山岡剛が師匠 天城大助のもとでレーサーを目指す物語。
カーレース物だけど、チームの仲間と主人公が描かれた「グランプリ野郎」と違って、「レッドゾーン」は熱血の師弟物。
ちなみに香椎宮は豪勇為朝こと源為朝の所縁の地⛩️
現代でも流鏑馬神事とかはやってるみたい🐴 https://t.co/aHI5ts75JW
「グランプリ野郎」は、事故死した天才レーサーの息子 若林真一が、レーシングチームに入ってレーサーを目指す物語。雑誌の休刊で未完なのが残念…。BOXは雑誌のカラーページも載ってる。
『喫茶らもう』は、つのだじろう先生の「片羽根の天使」で看板が描写されています。
当時、漫画家がよく来る通りだったのでしょうか?
ちなみに、現在の『らもうビル』はカラオケ店です🎤🎶
「西部の秘宝」は、1954年『少年画報』新年号の付録(読み切り)。武内つなよし先生と棚下照生先生の合作という珍しい作品!
武内先生は1953年から『少年画報』に作品を掲載、そして1954年9月から福井英一先生の『赤胴鈴之助』を引き継ぎます。棚下先生は同月から『少年画報』に「冒険三太」を連載。
戸籍も金も無い無宿者の源次が目明しの妹お蝶と恋に落ちる。ただでさえ祝福され無い恋なのに、お蝶が何者かに殺され疑いの目は源次に向けられる。
棚下青年時代劇は理不尽と袋小路と報われない旅人たちを描くから、犯人は分からない、見つけようが無い、源次は追われて逃げる運命から逃れられない…。