【読書記録】上田トシコ『あこバアチャン』集英社. 1988.
初出掲載誌「明日の友」婦人之友社. 昭和48年春号〜昭和63年夏号. モダンでハイセンスな絵柄が良い。フイチンさん読みたいけど、どこにあるのかな。
【読書記録】平田弘史『黒田・三十六計 官兵衛と秀吉』リイド社. 2014. 作者独り言が好き。織田軍六万の陣容を描く見開きページには「二萬から六萬の軍勢を描くのは 時間的に辛いので文字で省略ゴメンネ。」「ハタハタ旗イッパイ」「旗たくさん」
【読書記録】松田毅、竹宮惠子監修『石の綿-終わらないアスベスト禍-改訂新版』神戸大学出版会. 2018.
神戸大学人文学研究科と京都精華大学マンガ研究科の大学院生が描いた。かもがわ出版2012年刊を大幅改訂したという。
【読書記録】安岡章太郎「私の濹東綺譚」増補新版.中公文庫. 2019.
偏奇館焼失を思い安岡さんはこう書く。「荷風が失ったのは、書籍というより過去の知識を語る何かであり、それはたとえ同じ内容の書籍を買い戻したとしても、再び手に入れることの出来ない或るものであろう。」
【読書記録】澤江ポンプ『パンダ探偵社 1』リイド社. 平成31年.
ほかの生き物にじょじょに変化する「変身病」のアイデアが秀逸だが、それを自然な感じでビジュアライズする絵ヂカラが良き。ギガンテウスオオツノシカのシルエットがなにげにせんとくんになってるの好き。
【読書記録】手塚治虫著、福江純解説『手塚治虫の理科教室』いそっぷ社, 2009. 手塚治虫の未知の作品!ではなくて、科学をテーマにした作品のアンソロジーだった。「奇妙な大冒険」は昭和32年の作品で、おなじみの馬場のぼるキャラが出てきて何か嬉しい。昭和25年の作品「氏神さまの火」もよい。
【読書記録】村上もとか『フイチン再見』7-10巻. 小学館.
ついに最後まで読了。1975年のエピソードに「粋人で夜の市長というあだ名を持つ」田辺茂一が登場。いい味出してる。
宇田川マサオ『ばったり侍』三洋社。1960頃?貸本。
「昨日勤王、明日は佐幕、その日その日の出来ごころ、どうせおいらは裏切者よ〜、野暮な大小落し差し」は、西条八十作詞「侍ニッポン」であって、大滝詠一「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語」につながる歌だ。
宇田川さんは水木しげるさんのひとつ年上。
【読書記録】INA『牛乳配達DIARY』リイド社. 2020.
お年寄りや子どもを見る目がやさしいひとである。トモベ窯元製陶所で工作機械に向かって働くひとの姿は、つげ義春の大場電気鍍金工業所の少年を思い出させてくれた。 https://t.co/ZoFluslb0q
【読書記録】すずき孔『マンガで読む戦国の徳川武将列伝』戎光祥出版. 2016.
酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政、鳥居元忠、石川数正、服部半蔵など。作者はよく調べている。みなもとたろうのをリスペクトしてるようなので、ぜひ大河歴史マンガを描いて欲しい。ズッコケかたが同じだし。