【読書記録】山本直樹「レッド 1」(講談社、2007)革命を目指す若者群像漫画。私の大学1年を思い出す。学究的関心から「公害研究会」に入った。代々木系だった。独特の書体で看板を書いた。部長と部員ができていた。学祭前夜にインターナショナルを歌っていた。時代は違うが同じ臭いがする。
1958年「プラスチックマン」
「そんなに強いのならば、スーパーマンと一戦交えれば」
と言われて、
「今日はつかれてますからこれで終わりにしてください」
って断るのが好き。
【読書記録】大友朗「日の丸くん 2」サン出版 昭和56年。
作者は大友さんでアキラなのである。
作風は正統自動漫画。
「ピカドン怪博士はわるいやつで わしをやっつけて国王になろうとしています」て、ぜんぜん説明になってない。
でも「むう なんてわるいやつなんだい」と納得してる。
【読書記録】梶原一騎、つのだじろう「空手バカ一代 1巻」講談社漫画文庫。
タイトルの由来は「役者バカ」から来ているのね。千葉の清澄山の山ごもりと眉毛剃り、伝説の牛殺しが、あの梶原節で語られる。久しぶりに読むと心地よい。昭和ビトで良かった。
[読書記録]復刻版「宮本武蔵」馬場のぼる 昭和28年 国書刊行会 昭和60年。
最終ページ「落丁乱丁のばあいには本社に申し込めばとりかえます。おわり」
[読書記録]石森章太郎「Sπ」(虫コミックス」虫プロ商事、昭和43年。定価240円。旺文社の学年誌に短期連載された諸作品。Sπ、時間局員R、ドクターSFを収録。初期のサイボーグ009やボンボンの味わい。この時期の石ノ森のテンポの良さとギャグとリリシズムは秀逸。