もはや破滅に向かう道を何も言わずに共に歩んでくれる者しか『頼もしいヤツ』と呼べなくなってしまったということ
馬鹿っぽかったガンマンさんやアビスマンだって、ここまでノータイムハイテンションで「ついていくぜーーーーー!!」せず葛藤があったことが窺えるので、心中する厄介腹心というジャンルでは確かにマリキータマンくんは始祖を越えられるかもしれない(良いか悪いかで言えば悪いんだけども)
テリーが驚きに僅かな期待の色を滲ませてスグルに言ってたりしたらさらっと流せてたと思うが、表情の見えないマリキータマンのコレ、あまりにも煽りっぽくて笑ってしまう(落ち込むヤツを煽るときの匿名掲示板の人間みたいな絵面)
パイレートマンに言われたときは『分からないし、受け入れられない』だったのが、もう『分かってはいるが、受け入れられない』なのだな……
完全に『憐れな死に際』のやつなんですが、この漫画はキン肉マンであるので、ここからアリステラすら救うことを期待したくなるんですよね(嗚呼心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ)
全然笑う場面じゃないのに、「キャミーッ」と「この野郎また性懲りもなくーーーーーっ」で謎の笑いが出てきたの、僕だけじゃないと思いたい
パイレートマンに言われたことをアタル兄さんに再放されてこのリアクション、どんどんボス感がなくなり可哀想になってくるな(親との約束を守れずゲームを取り上げられた直後の小学生男子みたいなリアクション)
「慈悲の心を持ってなくても追い求めてたり最後は理解してくれてたり只のカスだったりするだけだからセーフ」と思ってあげたのに、直後にこれを言ったことで、さっきの面々がさもみんな慈悲の心で使いこなしたと誤解を与える誇大広告みたいになっとるやんけ!!!