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このストーリーがずーっと今まで続いて行くとは、想像もしなかった。
いや「最終回ですか」と問われればそうかも知れない。
アオバのセリフに「あの空とおんなじ」と入れたのは、なんとなく最初の読み切りに繋げたかったから。
アオバ自転車店連載の3年前、1996年に描いた【あの空とおんなじ】
これの反響がそこそこあったのが「自転車漫画描いてみようか」のきっかけ。
でも、何を漫画として描いたらいいのかが、まるで見えてこなかった。
自転車描きゃイイってもんじゃ無いので。
グラフィックはいつものあの妖子だが、性格は全く最初から。
多田くんや金野くんと絡めることで、魅力的な子にしたい。
ただのファンサービスでは出す意味が無い。
アオバでもし妖子を出すのなら、さらに【新しいヨウコ】を生み出さねば。
前に「宮尾さんの描く女の子はなにか儚いんだよね」と言われた事があって
それは同時に「幸薄い」に近づいて行く。
一人ならともかく
描く子が皆そうじゃ困る。
ワカバさんは放っておくと、そっち一直線になりそうなので 意識的に4コマでは弾けてます。
皆さんから僕の絵は「目だ目だ」と言われたのですが
あまりにも日常で描いてるので困惑してます。
にんぎょひめの絵本は1997年なので、時期的には【熱風のカザン】の後。
こちらの初代ファーナ姫が基準かな?
とにかく究極のお姫様を描いてみたかった。