@binbinstory 近年作でも決して衰えていませんね。味わい深い。
日の忘年会では、同人誌『ACW Vol.5』(美本!)を頂いてしまった。主賓の四様は、大友出版の本の印刷をしていた会社に居た方で、今日はこの本をばらまかれていました。目玉は……トニーたけざき氏のデビュー作(?)。本名で、スラップスティック・ギャグ全開。本のロゴは矢野健太郎氏作とのこと。
読みました。手持ちのオリジナル版は、買った15年位前に読んだきりで、新鮮な気持ちで坂口尚さんの流麗な描線を楽しめました。シーザー凱旋の祭りの様子が白眉。復刻は、オリジナルより綺麗!?ってくらいよく出来てます。劣化した原本よりずっといい。ただ、字組みは調整してくれても良かったかな。
今、僕のうちにはこんな物があります。デジタル時代の幕開けに、早すぎて(雑誌付録のCDRからWebにアクセスして読むみたいなやつ)殆ど読まれることのなかった、高寺彰彦のファンタジー作品『失われた水平線』、構想ノートと前半のアナログ原稿。本を出します。詳細はもう少ししたら。お待ちください。
僕が大友作品を好きなのは、絵がきちんと生活やそれこそ「位置」を示しているからだと思う。大友作品で一番好きな「GOOD WEATHER(ペンギン編)」なんてホント、ストーリーはなくてただ普通(ちょっと変)の出来事が連なるだけなんだけど、きちんと描写されているから何度読んでも面白い。