今日はバイクの日と云うことで。超マニア向けの『AKIRA』の読み方を。画像1は『AKIRA』初期の大友さんのバイク。画像2は連載1年後の大友さんのバイク。画像3は最初薬箱が上手く描けなくてトイレで泣いていた末武さんが4年後に描かせて貰ったバイク。画像4はヘルプに入った有望新人今敏のバイク。
漫勉neo青池保子さんの回で紹介された、大友克洋さんがエーベルバッハ少佐をモデルにしたキャラクターを描いた1981年9月の短篇「ネコはよく朝方に帰って来る」は、短篇集『SOS大東京探検隊』収録。僕はこの作品の経緯と青池さんの反応が知りたくて、青池さんのサイン会でご本人に質問しました。
由利さんの自宅の仕事部屋には、急な変更にも対応出来るよう、写植がビッシリ貼り込まれたノートがあった。『AKIRA』の写植も勿論由利さんの仕事で、特に4巻は、大友さんのペンが絶好調だったのに合わせるように、由利さんの写植技も冴える。「大友さんの手書きの意図を汲んでね」と笑っておられた。
くだん書房では、話題の青山剛昌さんの大学漫研時代の同人誌も見せてもらった。合作「MAIL ORDER」の大友色はもちろんなんだけど、青山剛昌個人作は初期の藤原カムイぽさも強かった。全体的に構図が面白い。
「象(ぞう)った」とは。これだけ大量に初刷りを発行したこの本でこの誤植(誤ルビ)は超絶恥ずかしいな……
由利さんの写植技として、かなり特殊なものを挙げたんですが、由利さんの写植テクの基本として、フキダシ内いっぱいを使ったキツキツ詰めというのがあって、これが平常フキダシだと普通なのに、円弧を繋げた大声/叫びフキダシだとキツキツという使い分けになっててメリハリが強く効いてたりしますね。 https://t.co/Gs5rpNX2PZ
職場に着く前、イギリスから「健康優良不良少年」の部分が日本ではよく引用されてて有名みたいだけど、英語版を読んでも面白さがわからない。どういうバックグラウンドがあるの?という質問が来て、職場着くまでと昼の前半に言葉遊び部分と意味のバカらしさを説明した。翻訳難しいね。
【高寺彰彦原画展】7月8〜15日に神保町ブックカフェ20世紀で行う原画展では、近く刊行の「失われた水平線」、続いて刊行予定の「氷河戦史略」からと、「サルタン防衛隊」、「悪霊」からの原画を計24枚ほど展示予定です。サルタンと悪霊で「このページが見たい!」という希望があれば是非教えて下さい!
『アオイホノオ 27巻』に、当時の島本和彦さんがグッときたマンガとして「AKIRA」のカラーで「ア」「キ」「ラ」を分割して載せていた処、というのがあったけど、クラウンと戦ってるこれ(ヤンマガ 1983/5/2)じゃないかな。「炎の転校生」連載開始3ヶ月前だけど、それだけ印象深かったということか。
今、僕のうちにはこんな物があります。デジタル時代の幕開けに、早すぎて(雑誌付録のCDRからWebにアクセスして読むみたいなやつ)殆ど読まれることのなかった、高寺彰彦のファンタジー作品『失われた水平線』、構想ノートと前半のアナログ原稿。本を出します。詳細はもう少ししたら。お待ちください。
台風プラス地震とかやめて下さい……