集英社新書「大東亜共栄圏のクールジャパン」
「のらくろ」の作者田河水泡は、その読者が満州開拓の少年義勇兵の年齢に差し掛かると彼らを「動員」する義勇兵勧誘まんがを描き、のらくろは満州国建設の礎に「動員」され、自らも現地でのまんが教室開催に「動員」。読者、キャラ、作者の全てが動員。
戦争に関するぼくの考えはイラク戦争の時、川口創弁護士とこの裁判を起こす前に話してから少しも変わっていません。裁判で主張されたのはこの国にもイラク市民にもウクライナ市民にも普遍的に担保されるべき戦時に対する人権のあり方です。
「大政翼賛会のメディアミックス」(平凡社)を調べていくうちに驚愕したのがよく言われる長谷川町子の参加以上に戦後「新宝島」で出会う、無名の酒井七馬とアマチュアの手塚治虫が「慰問漫画」と「二次創作」という別の形で参加していたこと。「翼賛一家」の広がりが想像できる。
コミックウォーカー で配信中のまんが訳「酒天童子絵巻」他計3作を収録してちくま新書よりフルカラーで刊行決定。
サヨクなのに日本の古典の啓蒙普及に貢献する私。
問題は12月入稿で年末進行。そこは漫画界のお約束に合わせんでも。
今はここで無料で読めます。
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「戦争」の報道がハリウッド映画の文法通り進行していく例。「物語の構造」で戦争が語られたため最終的にはイラク戦争で「大量破壊兵器の有無」という証拠が厳しく問われることもなかった。 https://t.co/WlHn8JmfU5
実は箱庭療法の起源がSF作家H.G.ウェルズの子供の遊戯についての本でここから箱庭療法だけでなくTRPGが生まれたという話など。同じ起源なんですよ。 https://t.co/3MPNyko6tX
総動員体制に向けた「自粛」の光景。スポーツ、デパートの自粛、飲食店の時短、自粛警察。政治が「国民」を規制する時の思考法はテンプレ。「科学的」でありえない。
自粛は国民統制が目的で「科学」根拠でなく「政治」的動機でなされることに気付かないと政治的動機を見逃しそれどころか乗せられる。
「クウデタア」(2017)は1960 年が舞台。大江の「セヴンティーン」のモデルにもなった少年テロリストなど恐るべき17歳と言われた3人の触法少年の事件と彼らを文学の言葉でやがて記録する若き大江、石原慎太郎らと迷走する三島由紀夫を描く。美輪明宏、江藤淳、庄司薫も登場。全一巻600p。
古い文章を整理していていたら矢吹ジョーが丹下段平からハガキでジャブの打ち方を習い「人から物を教わってできなかったことができるようになる」喜びを感じるくだりについて書いてあって、なんだかそういうのはもうコスパが悪いのか。
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